シンガポール南部、セントーサ島の向かいに山と広大な自然公園群があります。
なおケーブルカーがある、マウントフェバー公園が最も有名です。
そしてそこから西方に約10㎞の自然トレイルが続いています。週末の散策におすすめです。
自然公園群

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サザンリッジズにはトレイルがあり、およそ10㎞の自然の中を3-5時間くらいで歩けます。
公園 | 広さ(ha) | 照明・営業時間 |
---|---|---|
Mount Faber Park | 56 | 照明: 7:00 pm to 7:00 am |
Telok Blangah Hill Park | 34 | 照明: 7:00 pm to 7:00 am |
HortPark | 10 | 営業時間: 6am to 11pm 照明: 7:00pm to 7:00am |
Kent Ridge Park | 47 | 照明: 7:00pm to 7:00am |
Labrador Nature Reserve | 22 | 自然保護区の営業時間: 7:00 am to 7:00 pm 公園とクリークの照明: 7:00 pm to 7:00 am |
各公園の概要
- マウントフェバー公園は、ケーブルカーの駅がありセントーサ島へ渡ることが可能です。また公園の西にはヘンダーソンウェーブ (Henderson Waves)という橋が架かっており、美しい景観が望めます。
- テロックブランガヒル公園には、ガーデンテラスに加えて、フォレストウォークという熱帯雨林の空中を歩くトレイルがあり、身近にジャングルを体験することができます。
- ホートパークには、綺麗に手入れされた広場やお店、菜園や植物園、温室などがあります。なお、蘭をはじめ美しい花から見たことのない野菜、その周囲の昆虫にふれることができます。
- ケントリッジ公園には、沼や湿地帯、マウンテンバイクコース、森林の空中を歩けるキャノピーウォークがあります。
- ラブラドールリザーバーは、海沿いのトレイルや釣り桟橋、2次大戦時の大砲などの遺跡やモニュメントなどがあり、多くのジョガーにも人気の公園です。
なお今回は、東側から西に向かって順に紹介します
1. マウントフェバー (Mount Faber)

マウントフェバー公園は56ヘクタールの広さがあり、東南アジアの熱帯雨林を体験できます。またたくさんの展望台があり、シンガポールの街のパノラマビューを楽しめます。
その美しさから、番組のロケ地としても人気です。ちなみに日本でも、アマゾンプライムのバチェラーシーズン2でロケ地として使用されました。
さらに、セントーサ島へ続くケーブルカーの駅があります。セントーサ島までの間に、シンガポールの街、海、そしてインドネシアの島々の、美しい景色が望めます。
住所 : | Junction of Kampong Bahru Road and, Telok Blangah Rd, 099448 |
電話 : | 6377 9688 |
徒歩で登っても楽しいマウントフェーバー公園
マウントフェーバー公園には、車やバス、タクシーなどでアクセスが可能です。
ちなみに公園の下から階段をあがると、すぐに熱帯雨林の中に入ります。


ケーブルカーの駅
山を登ると、セントーサ島へ続くケーブルカーの駅があります。

セントーサ島へのケーブルカーは、通常往復28S$です(2024年5月現在)。ただしさまざまなサイトで、割引価格で購入することが可能です。


ちなみにこのチケット、公園と島を往復するだけでなく、島内でも1往復分乗れることが多いです。
私は失敗しました。なお、ケーブルカーに乗る際に、チケット(レシートみたいなもの)を見せると、チェック欄にサインされます。島と公園だけを往復したのち、空白のチェック欄があることに気づきチケットセンターに確認したところ、セントーサ島内のケーブルカーにも乗れたことが判明。


さて気を取り直して、割引チケットを購入できる代表的なWebを紹介します。

シンガポールで遊ぶなら便利に
オンラインで買える便利なチケットは、日本のクレジットカードで、日本円で、購入が可能です。また、他のアトラクションの割引もあるので活用してください。ちなみに当日購入可能、印刷不要、です。
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なお、スマホなどに保存したEチケットを、チケットカウンターで見せるだけです。
何度も乗る方 はメンバーシップに
またケーブルカーに何度も乗る可能性がある方には、年間パスも存在します。



Bell’s of Happiness
ケーブルカー駅横に、Bell’s of Happinessがあります。ちなみに、みなさんベル(Wishing Bell)に願い事を書いています。

なおベルは、駅併設のギフトショップで購入可能です。また、ペンも有料で販売されています。そのため、描きたい人は、ペンを持参することをおすすめします。


Bell’s of Happinessは、場所が分かりにくいですが、ケーブルカー横のお土産屋さんを通り抜けた反対側に位置し、レストランのテラス席沿いになります。

山頂のマーライオン
もっとも有名なマーライオンはマリーナベイの水辺にいます。しかし、マウントフェバーの頂上にも、山のマーライオンがいます。

ちなみにセントーサ島のマーライオンが解体されたのち、シンガポール全土には6体のマーライオンがいます(2024年4月時点)。


なお、このマーライオンにたどり着くには丘を登るので、歩きやすい靴で臨んでください。
ヘンダーソンウェーブズ (Henderson Waves)
ヘンダーソンウェーブは、公園内に架かる橋です。橋そのものも、景観も美しく、とても有名です。


なお週末には、多くの住民が散歩やジョギングを楽しんでいます。


ちなみにシンガポールの数少ない山の一つであるマウントフェーバーにかかる橋は、なかなかの高さにあります。


そのため、バードウォッチングのメッカにもなっています。



この橋を西側へ渡ると、テロックブランガヒルとなります。
2. テロックブランガヒル (Telok Blangah Hill Park)
ヘンダーソンウェーブを渡るとテロックブランガ公園に入ります。34ヘクタールの広さで、1.3㎞のフォレストウォークを楽しめます。

住所: | 10, Telok Blangah Green, 109178 |
電話: | +65 1800 471 7300 |
The Alkaff Mansion
アルカフ マンション(The Alkaff Mansion)は、20世紀初頭の植民地時代のバンガロー跡です。1918年頃、住居としてこのバンガローが建てられました。しかし、第二次世界大戦後に放棄され、政府に渡りました。その後、民間会社に引き取られ、現在はダイニングが運営されています。
ちなみに平日の昼間でも人で賑わっているほどの人気です。



ガーデンテラス
素敵なガーデンテラスがあります。

雰囲気も見た目も素敵です。


フォレストウォークで熱帯雨林の体験
公園はめっぽう広いです。しかしさまざまな植物が生えていて、散歩しても飽きることはありません。

また、フォレストウォークと呼ばれる樹々の空中を通るトレイルがあり、動植物を目の前で観察できます。



そのため、シダの群生やヤシの実が、目の高さの触れられる距離で見られます。



この公園は、Alexandra Archと呼ばれる橋まで続きます。

この橋を西側へ渡ると、ホートパークに入れます。
3. ホートパーク (Hort Park)
ホートパークは広さ10ヘクタール。園芸のリソースハブとして、ガーデニングや植物に関する教育や研究の場となっています。テーマごとに庭園が造られており、ガーデニング愛好家はもちろん、ウォーキングの場ともなっています。


蘭をはじめ、年中たくさんの花々と、それに群がる蜂などの生物が見られます。








テーマ別の庭園があり、花や野菜が植えられています。






ちなみにここの温室で育てられた植物は、ボタニックガーデンにも展示されています。

ホートパークの西側には、さらに広大なケントリッジ公園が広がっています。
4. ケントリッジ (Kent Ridge) 公園
ケントリッジパークは、サザンリッジズの西の端にある丘陵型の自然公園で、47ヘクタールの広さです。

いろは坂のようなワインディングを、ジグザグジグザグ登っていきます。

すると、キャノピーウォークに入ります。



キャノピーウォークを終えると、美しく広い熱帯雨林のトレイルが広がります。


なお頂上からは、Pasir Panjang の港湾が一望できます。ちなみに、かつてここで戦争が繰り広げられました。


また丘の上には、マウンテンバイクコースがあります。自転車で自然道を下っていけます。


豊富な自然の中、山を下ります。

山を下りきると、今度は湿地帯があります。さまざまな種類のトンボの生息地だそうです。


ちなみにこの池、釣りができます。PUBが管理している釣り場以外の、自然の池で釣りができるなんて驚きです。



こうして公園の西の端まで歩くと、外に出てきます。
さらに西に向かって歩くと、長い階段がありますが、別の道につながっているためスルーします。

すると、さまざまな企業が入ったサイエンスパークに出てきます。そこから駅までは徒歩で5分ほどです。


5. ラブラドールリザーバー (Labrador Nature Reserve)
公園群のひとつであるラブラドールリザーバー。しかし、他の4つの公園とつながってはいません。そのため、ラブラドールリザーバーへは、ヘンダーソンウェーブ西端またはホートパーク東端を南に下ります。

なお、この公園では、豊富な自然と動物たち、そして第2次大戦以前の歴史遺産がみられます。




最後に
この自然保護区には、遺産級の歴史と高さを誇る木がたくさんあります。なおこの木を雷から守るために、1本1本、人が木登りしてアース線を貼っています。


マウントフェバー周辺の公園は、魅力いっぱいです。セントーサ島にわたる前に少しでも散歩してみてはいかがですか。

基本情報
住所 | Mount Faber Rd, Singapore (Mount Faver Park) |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
アクセス | MRT「Harbourfront (NE1/CC29)」駅 (Mount Faver Park) |
公式サイト | https://beta.nparks.gov.sg/visit/parks/park-detail/mount-faber-park |
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