シンガポールで有名な料理のひとつにチキンライスがあります。
日本のチキンライスは、ケッチャップ仕上げのご飯です。一方、シンガポールのチキンライスは、生姜風味のごはんに、にんにく風味の鶏肉を料理です。あっさりした味付けは、湿度の高い蒸し暑いシンガポールでは重宝します。
チキンライスってどんなの?
シンガポールでは、様々な場所でチキンライスを食べられますし美味しいです。
しかし、初めて写真でみたときは、ご飯に茹でたチキンが乗ってるだけじゃない。何が美味しいの?と思いました。
さらに最初に食べたときは、ただのチキンとご飯で味も薄いなぁ、と感じました。ではなぜ、こんなに有名になっているんだろう、と思ったものです。
しかし、暑いシンガポールで3日も食事をしていると、妙にチキンライスを食べたくなるんです。
なぜなら、ほのかな味つきご飯としっとりチキン、あっさりした味ながら生姜とにんにくの風味がくせになるから。
そして、様々なホーカーを試した結果、チキンライスはほぼどのお店でも美味しいことがわかりました。その結果、安定して美味しいものを食べられるチキンライスのお店には、毎日シンガポリアンがたくさん並んでいます。
シンガポール チキンライスの種類
一言でチキンライスといっても、大きく2種類があります。まずチキンの調理方法としてスチーム(またはボイル)とローストがあります。なお簡潔に言うと、しっとりスチーム、めりはりローストです。両方を用意しているお店では、注文時にスチームかローストを聞かれます。もちろん、いずれかのみを用意しているお店もあります。
そして、味付けの種類は豊富。例えば、にんにく生姜系、醤油系など、味付けそのものやソースにも種類があります。なおどれも美味しいので、自身の好みを見つけてください。
チキンライスの店 四天王
シンガポールには、長くチキンライス四天王と呼ばれる店があります。ただし超人気店なので、できれば予約して来店してください。
その他有名なチキンライス
四天王以外にも美味しいお店はたくさんあります。
威南記海南鶏飯 (WEE NAM KEE HAINANESE CHICKEN RICE)
地元のシンガポリアンに大人気の、チキンライスが有名なお店です。さらに、チキンライス以外の中華料理も美味しく、しかもお安いので、大人数で来ている家族が多いです。
なおシンガポール内に支店が多くあり、なんと東京田町にも支店があります。
ちなみにチキンには、あっさりした醤油風のたれがかかっています。そのため、日本人にも合う味付けです。写真のチキンは、ローストです。
ホーカー・チャン – ミシュラン1つ星ホーカー
シンガポール関連のガイドブックには、この後紹介するお店がたくさん載っています。なかでもこのお店は、2016年からミシュランの1つ星をとっており、世界で初めて1つ星を獲得したホーカーです。
なお正式には、「Liao Fan Hawker Chan HK Soya Sauce Chicken Rice & Noodle」。ただ、大抵ホーカー・チャンで通じます。
たいへん人気のお店で、平日の午前11時頃なのに、この行列です。
ちなみに、ライスとヌードルが選べますが、個人的には、このお店はヌードルがおすすめです。なぜなら、タレが甘めのため、ご飯より麺のほうが合います。
店舗もある
有名になり、今では店舗も構え地元の住民に人気のお店となりました。
ただ、ホーカーより少しお高めの値段設定です。ただしその分、涼しいです。
なお、土曜日のお昼時に並んだのは、注文のための5分だけ。
こちらのお店では、ローストチキンが提供されています。
ちなみに味噌しょう油風味でちょっと濃いめ。インパクトがあって美味しいです。ちなみにこれで、わずか5ドル。
文東記(ブントンキー) – チキンライスの超有名店
シンガポールには、チキンライス四天王と呼ばれるお店があります(ブントンキー、ファイブスター、ロイキー、チャターボックス)。なおブントンキーはその1つで、スチームチキンライスが美味しいです。
ちなみに文東記は、各地に店舗があります。
一番人気のBalestier店では、お昼時に行列が出来ています。記名して呼ばれるまで待つと、30分ほどで呼ばれました。
なお店内は広く、とても賑わっています。
また、チキンライス以外の料理も美味しいです。
ホーカーのチキンライスはあなどれない
シンガポールのホーカーで提供されるチキンライスを、舐めてはいけません。とてもおいしく、そしてとても安いです。
TIONG BAHRU HAINANESE BONELESS CHICKEN RICE (@チョンバルマーケット)
ミシュランのビブグルマン (美食家) カテゴリーに掲載された超有名なお店で、チョンバルマーケット2階にあります。ちなみに優しい味付けで、とても美味しいです。さらに、3~4ドルとお安い。
住所: | #02-82, Tiong Bahru Market, 30 Seng Poh Road, 168898 |
ちなみにガイドブックには、マクスウェルホーカーのチキンライスがよく掲載されています。ただし、ホーカーはオーナー次第で営業していたりしていなかったりします。しかし、もしお目当てのお店で食べられなくても、一般的なチキンライスのお店は、たいてい美味しいです。
そのため、他の人が食べているのを見てお店を選んだり、人気で人が並んでいるところを選んでみてはいかがでしょうか。
ただ唯一、変わり種のソースを使用していることをうたっているチキンライスのお店だけは、ソースが甘すぎて私には合わなかったです。でもチキンの味は今までで一番美味しかったですし、長蛇の列ができているのでシンガポリアンは人気です。
シンガポール チキンライスのレシピ
チキンライスは、炊飯器で簡単に作れます。そのため、家で作るのもおすすめです。なお、できれば鶏を丸ごと一羽用意して作ってみてください。
ちなみに日本にある食材で作れます。
下準備
調理
仕上げ
チキンライスの素も売っているので、より簡単に作れます。ぜひ活用してください。
最後に
シンガポールには、無数のチキンライスのお店が存在します。やはり見た目通り、薄めの味つけです。しかし、暑い熱帯の国には適しており、定期的に食したくなる一品です。
濃い味付けの食事が続いたとき、疲れているとき、胃の調子が悪い時に最適です。
なおシンガポールのスーパーには、鶏一羽ごと販売されているので、自宅での調理もおすすめです!
コメントやアドバイスをいただけると嬉しいです。