マクリッチリザーバー (MacRitchie Reservoir)
マクリッチリザーバーは、シンガポールの中央部に位置する水源群のうちのひとつです。なお、セントラル キャッチメント自然保護区 (Central Catchment Nature Reserve) という2,000ヘクタール以上もの広大な森林に囲まれています。
また、リザーバーの縁にはボードウォークが設置されており、美しい水源と森林を肌に感じながら散歩ができるため、たいへん人気の公園です。
マクリッチリザーバーで歩く時の持ち物
マクリッチリザーバーのトレイルは比較的日影が多いですが、歩くとすごく汗をかきます。また、トレイル中に自販機などはほとんどありません。したがって、しっかり準備をして行きましょう。
マクリッチリザーバーのトレイル
トレイルはリザーバーを1周しており、最短コースで約10km以上あります。また、水源周りのボードウォークを歩くと13kmくらいにはなります。
ただし、水量により通れなくなっている道もあります。したがって、行けるところまで行くスタンスで歩きましょう。
Tree Top Walkは一方通行なので、通りたい場合は反時計回りに歩くことをお勧めします。なお、トレイルの北のTree Top Walk側の内容は別記事で紹介しています。
では今回は、大きな駐車場のあるマクリッチリザーバーパークからスタートします。
Paddle Lodge @ MacRitchie
リザーバーでは、カヤックに乗ることができます。ここには自動販売機があります。
また近くには釣り場があります。シンガポールでは、淡水に関しては指定された場所でしか釣りができません。ちなみに、このリザーバーには、ピーコックやトーマンがたくさんいます。ただし、釣り場は決して広くありません。
休日の公園では、多くの人がくつろいでいます。また、ホーカー風のカフェテリアもあります。
Heritage Bachang Tree
リザーバー周りには、多くの立派な樹がそびえています。
一般開放されていないですが、かわいい船が接岸しています。乗りたい。
Zig-Zag Bridge
マクリッチリザーバーといえば、の有名なポイントです。ちなみに、水中の大きな魚などが観察できます。
水量が潤沢なので、時には橋が水没します。
トレイルを含めて、雨のあとは、水没して歩けない道が多数存在します。マクリッチリザーバーから時計回りにTree Top Walk側へアクセスできないことが多いので、注意が必要です。
Lim Bo Seng Memorial Tomb
第二次世界大戦の英雄、林謀盛氏のお墓があります。日中戦争から活躍し、日本の侵略を阻止すべくスパイ活動や軍人としての訓練を重ねました。そして、彼は連行・投獄されても情報を漏らさず、最期は赤痢にかかって35歳という若さで亡くなっています。
一般公開はされていませんが、マクリッチリザーバー周囲の森の中には、昭南神社跡などの第2次世界大戦時の遺跡がたくさん存在しています。
ただし、公開されていない遺跡を探しに行った子どもたちが、一時行方不明になったことがあります。したがって、絶対にトレイルルートを外れないように気をつけてください。
Lornie Trail – Golf Link
リザーバーの周囲を囲むトレイルは、とても気持ちが良いです。しかも、魚や鳥などたくさんの生物がいるので、あちこち目移りするので落ちないように気を付けて歩きます。
ずっと奥まで行くと、森の中やゴルフ場そばを歩きます。
エイやトカゲ、ピーコックバス、トーマンなどが泳いでいます。
めちゃくちゃ美しいリザーバーです。
さいごに
マクリッチリザーバーは、美しいトレイルで、日陰も多く、距離も自分で調整できるし、とても良い散策公園です。
シンガポールには散策できる公園がたくさんあります。日本人にはなじみのないワニなどの動物にあえる公園もあり、基本的に無料なので、運動がてらに楽しんでみてください。
基本情報
住所 | Lornie Rd, Singapore 298735 |
営業時間 | 7:00 – 19:00 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
アクセス | バス「Macritchie Reservoir」下車後、徒歩2分 |
駐車場 | 公園内にあり |
公式サイト | https://beta.nparks.gov.sg/visit/parks/park-detail/central-catchment-nature-reserve |
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