写真映えの花々! シンガポール世界遺産ボタニックガーデン散策

ボタニックガーデンは、シンガポール初の世界遺産で有名です。

都心部にほど近い広大な公園です。
熱帯雨林が遺されており野生の動物もさまざま生活しています。

ただし、とても広いのでどこを回るかは自由ですが、一日で全部見て回るのは難しいと思います。
そのため、気の向くままにカメラを持って回ってみましょう。

なお近年、シンガポールのホーカーが世界無形文化遺産に登録されました。

ボタニックガーデン

ボタニックガーデンは、シンガポール植物園ともいわれます。
ちなみに、原則朝5時から夜12時まで営業しており、入園は基本的に無料です。

ただし、ボタニックガーデン内にあるNational Orchid Garden (国立蘭植物園) は入場料が必要です。

そして、エリアによって営業時間が異なります。
夕方5時~7時に閉まる施設もいくつかあります。

この植物園は2015年にユネスコの世界遺産に登録されました。
なお、ユネスコ世界遺産において、最初で唯一の熱帯植物園で、重要な植物研究所でもあります。

ボタニックガーデンは、82ヘクタール(東京ドーム16個分)という広大な敷地を有し、150年以上の歴史がある公園です。
ただ、暑いし広いので一日ですべてを回るのは諦めて、時間が無い人は有名な「国立蘭植物園(National Orchid Garden)」だけでも行ってみることをお勧めします。

ちなみに世界遺産のボタニックガーデンとはどんな感じかなと、観に行ってみました。
とはいえ公園、あまり期待せず、趣味のカメラを携えて行ってみました。

アクセス

公園は広大なので、たくさんのゲートがあります。
そこで今回は、中央東のNassim Gateから入りました。

ちなみに、MRTの最寄り駅は公園の北端、Downtown LineかCircle LineのBotanic Gardens駅です。

住所：	1 Cluny Rd, Singapore 259569

おすすめの持ち物

とても広い公園で、基本的に屋外なので、お水などの飲み物や日よけを持参しましょう。
またシンガポール特有のスコールが来ることがあるので傘があると便利です。

ボタニックガーデンの様子

ボタニックガーデンとても広いので、人が多いときでも、混雑している様子はありません。

ただし、ルールがあるので必ず守ってください。
ちなみに火気厳禁、餌を与えたり採ったりしない、乗り物禁止、騒がずモノを壊さない、モノを飛ばしたりしないなど、常識の範囲程度のルールです。

春節のお祝いがかわいいです。

とっても大きな木。
ガーデンバイザベイのツリーの本物バージョンみたいです。

Palm Valley (パームバレー)

220種を超えるヤシが育てられており、とてつもなく大きな大きなヤシの木を見ることができるエリアです。

また、広場があるので住民の憩いの場所にもなっています。

奥に見えるのがシンフォニーステージです。
ちなみに定期的にオーケストラパフォーマンスが開催され、住民や音楽愛好家が集まります。

ヤシのトンネルを抜けると、にわとりがいます。
まあ、シンガポールではどこでも、います。

ショパンもいます。

National Orchid Garden (国立蘭植物園)【有料】

国立蘭植物園、オーキッドガーデンの入り口にもきれいな蘭がたくさんあります。

1859年からたくさんの蘭が見られ、現在では1000を超える種類の蘭が育てられており、交配させたものを合わせると2000種を超えています。

営業時間：8:30 – 19:00	入場料 (2024年5月時点)
おとな	5$
学生	1$
シニア	1$
12歳以下	無料

ちなみにシンガポールでは、道端に欄が咲いていますし、花屋では多くの蘭が売られています。
そのうえ、ほかの花と同程度の値段で購入できます。
シンガポリアンには馴染みの花です。

蘭公園の近くには、カフェレストランがあります。

Ginger Garden (生姜植物園)

ジンジャーガーデンには、数百種の生姜や関連植物が展示されています。
ささやかな花を咲かせるジンジャーが生息地域ごとに分類されて展示されています。
また巨大なアマゾンのスイレンや滝が見られ、人気のエリアです。

ジンジャーガーデンには、まるでモネの絵の池、があります。

小さな滝があります。
ちなみに裏に入れるので、少しワクワクします。

Learning Forest (学習の森)

遊歩道が整備されており、淡水湿地や熱帯雨林の生態を探索できます。
なおここだけでも広大な森林エリアですが、興味深い植物が多くみられるのでおすすめです。

これぞ熱帯の湿地です。

ちなみに熱帯雨林の樹々の上にボードウォークがあり、樹々を見ながら散策できます。

ただし蛇には注意です。足元のボードの下に隠れていたりするそうです。

日本ではあまり見られない光景がたくさんあります。
グリーンピザポテト？

また、ボードウォーク中にネットと樹々。
じつはここ、かなりの高さがあります。

えっと、乗っていいらしいです。

こどもはぴょんぴょん跳ねてたけれど、とても怖いです。

また、食虫植物のウツボカズラも観られます。

Rain Forest (熱帯雨林)

熱帯雨林の散策は人が少なく、足場の良い森の中で多くの種類の植物がみられます。
そして、熱帯雨林の生態を間近で感じることが出来ます。
なお動物も多く、リス、鶏、カエルやトカゲに出会うこともできます。

シンガポールではよく見かける根っこの太い木や、マングローブ。

また随所に植物の説明があり、普段の生活で見かける植物の名前や生態が学べます。

熱帯の植物は寄生することがあり、食いつ食われつの熾烈な戦いを広げています。
そのため、完全に乗っ取られた樹がたくさん見られます。

森林の中にひよこたちがいました。とてもかわいいです。

スワンレイク周辺

スワンレイクには美しい湖と白鳥の像があります。
なお、熱帯の魚もいっぱいいます。

スワンレイクの東には、美しい西洋ガーデンが広がっています。

Ethnobotany Garden (民族植物園)

マレー諸島、インドシナ、南アジアの伝統的な文化に根ざす、300種以上の植物を展示するエリアです。
なお、屋外庭園は4つのゾーン（生活、工芸、象徴、薬用）で構成されています。
先住民族のコミュニティが伝統的にどのように植物を使用するのかを学ぶことができます。

Evolution Garden (エボリューションガーデン)

1.5ヘクタールの庭園では、地球の壮大な始まりから最初の生物へ、そして植物が陸地に上がり生態を徐々に変えていく、そんな時間の旅が楽しめます。
「ジュラ紀公園」の巨大なシダとソテツが人気です。

 Jacob Ballas Children’s Garden (こども園)

アジア初のこども用の植物園です。
「地球上の生命は植物に依存する」というテーマに基づき、発見と体験学習を通じて、こどもたちの自然への愛情を教育し、浸透させることを目的としています。
なお公園には、農場、果樹園、小川と池があり、探検、冒険、遊びのスペースが用意されています。

最後に

ボタニックガーデンは、熱帯地方の植物を堪能し、じっくり学ぶことが出来ます。
また、ゆっくり散歩するにも最高の公園です。

ただし暑いので、1日ですべて回ろうとせず行きたいポイントを決めて、シンガポールの世界遺産をお楽しみ下さい。

基本情報

住所	1 Cluny Rd, E J H Corner House Singapore Botanic Gardens, Singapore 259569
営業時間	5:00 – 0:00、ほか施設の詳細はこちら
定休日	公園自体はなし、ほか施設の詳細はこちら
料金	無料、ほか施設の詳細はこちら
アクセス	Tanglin Entrance: MRT「Napier (TE12)」または「Orchard (NS22/TE14)」駅下車後、バス( 7, 75, 77, 105, 106, 174, 174E)「Tanglin Entrance」下車 Bukit Timah Entrance: MRT「Botanic Gardens (CC19/DT9)」駅下車、または、バス(48, 66, 67, 151, 153, 154, 156, 170)
駐車場	各所にあり 詳細はこちら
公式サイト	https://www.nparks.gov.sg/sbg