サンフランシスコ湾に浮かぶ小さな島、アルカトラズ。
かつては「脱出不可能」と恐れられた悪名高き刑務所として知られていましたが、現在は世界中から観光客が訪れる人気の観光スポットです。
その歴史は、アメリカ犯罪史において最も暗く、最も興味深い章のひとつを飾ります。
しかし、現在は穏やかな波が打ち寄せる美しい島として、新たな一面を見せています。
とくにナイトツアーは迫力があり、おすすめです。
今回はこのアルカトラズ島の見どころをお届けします。

とにかくまずアルカトラズ島へのツアー予約をしよう
Alcatraz島はサンフランシスコで有名な観光地ですが、一日に島に渡れる人数に限りがあります。
そのため、できる限り早く予約することをおすすめします。
フェリーで島へ渡るチケットは、オンラインで購入できます。
なお現地でも購入できますが、繁忙期には朝早くから並んでも入手できないことがあります。
実際私が行った9月はすでに完売しており、現地販売はありませんでした。
ただし、もし、すでにいっぱいでも少人数であれば直前に空きが出る場合があるので、諦めずにチェックしてください。
なお、ナイトツアーは見学中に真っ暗になるため、監獄の迫力が一層味わえます。
ただし、日曜と月曜はナイトツアーは開催されていません。
ちなみにナイトツアーに限らず、予約するのはフェリーの行きの便だけです。
帰りは自由な時間にフェリーに乗って帰ります。
また下船後は、ガイドの説明を聞きながらに建物まで進みます。
館内では、オーディオガイドを受け取りオーディオガイドに沿って見学します。
日本語ガイドがあるので安心してください。
それでも心配な方は、各旅行会社からのツアーもたくさんあるのでそちらもお勧めです。

アルカトラズ島の概要
アルカトラズ島は、サンフランシスコ湾の中央に位置しています。
サンフランシスコ市内から約2.4キロメートルほど離れています。
ちなみに面積は0.076㎢の小さな島で、周囲は険しい海に囲まれています。
そのため、アクセスが非常に難しく、かつては脱獄不可能な場所としても知られていました。
アルカトラズ島は、1830年代にアメリカ政府によって設立され、軍事施設として使われていました。
その後、囚人を収容する刑務所として使用されるようになりました。
刑務所が閉鎖された後、1972年には国立公園に指定され、観光地としての歴史が始まりました。
島の歴史的価値と独特な雰囲気は、多くの観光客を引き寄せ、今ではアメリカの観光名所の一つとして知られています。
アルカトラズ島では、オーディオガイド付きのセルフツアーが行われます。
かつての囚人たちの声や、刑務所内の音を体験しながら、島の歴史や建物の特徴を学ぶことができます。

アルカトラズ刑務所の歴史
アルカトラズ刑務所は、1934年に連邦政府によって設立されました。
この場所が選ばれた理由は、島の自然の障壁、つまり強い潮流と冷たい水温が脱獄を困難にしたためです。
政府は、悪名高い犯罪者や脱獄の常習犯を収容するためにこの島を利用しました。
悪名高き囚人たち
アルカトラズ刑務所には、アメリカの歴史に名を刻む数々の有名な囚人たちが収容されていました。
ちなみに最も有名なのは、ギャングのボスであるアル・カポネ(Al Capone)です。
カポネは、1920年代のアメリカで最も恐れられた犯罪者で、アルカトラズでは贅沢な生活を送りながらも、最終的に病気が悪化し、刑務所内で亡くなりました。
その他にも、ジョージ・”マシンガン” ケリーなど、多くの犯罪者が収容され、厳しい監視の下で生活を送りました。

脱獄未遂事件
アルカトラズ刑務所には数多くの脱獄未遂事件があり、最も有名なのは1962年に発生した脱獄事件です。
この事件では、3人の囚人が脱獄を試み、最終的にその後の行方は不明となりました。
この事件は映画やドキュメンタリーで取り上げられ、今でも謎として語り継がれています。
閉鎖の理由
アルカトラズ刑務所は1963年に閉鎖されました。
その理由は、施設が老朽化し、維持管理に多大な費用がかかるようになったためです。
また、周囲の環境が過酷であったことも、囚人とスタッフの生活を難しくしていました。
さらに、脱獄事件の増加も、閉鎖を決定づけた要因の一つです。
アルカトラズ島を訪れる際の持ち物と注意点
持ち物
アルカトラズ島を訪れる際には、快適な靴を履いていくことをお勧めします。
歩く距離が長いため、歩きやすい靴が必須です。
また、天気が変わりやすいため、軽いジャケットや防寒具を持参することをお勧めします。
さらに飲食物は島内で購入することができる場所が限られているため、事前に準備しておくと便利です。
- パスポート
- チケット(オンラインで購入したチケットを印刷した場合)
- 上着、防寒具
- 歩きやすい服、靴
- カメラやビデオ
- 雨が降りそうな場合は傘
- 飲み物
- 乗船前にトイレ (乗船上陸後、離席したくなくなります)
注意点
帰りのフェリーの最終便の時間には気を付けてください。
この小さな島に取り残されないように。
また、島に渡ってからアルカトラズ島にまつわるガイドを配布されますが、見学中にゆっくり読んでいる暇はありません。
そのため、訪問する前に ぜひアルカトラズをモデルにした映画などを観て、歴史や背景を知ってから見学することをお勧めします。
Pier33から出港してアルカトラズ島へ
アルカトラズ島へのフェリーの出港場所は、Pier33です。
大通り沿いにカフェ兼ギフトショップがあるのでわかりやすいです。

チケットの受け取りが必要な方は、乗船場のブースで身分を証明しチケットを受け取ります。
予約したフェリーの出発時間前に乗船場に並びます。
ちなみに出航30分前には、もう人でいっぱいになっていました。
記念撮影を経て、乗船する頃にはすでに少し肌寒いです。
乗船したら好きな場所に座ります。
なお船前方は夕日に照らされたゴールデンゲートブリッジとアルカトラズ島の両方が見えます。
また右舷にアルカトラズ島、左舷にゴールデンゲートブリッジがよく見えます。



アルカトラズ島のみどころ
下船後はガイドさんが待っています。
アルカトラズに関するガイドが配布されます。
もちろん日本語の案内もあります。
そこから英語の説明を聞きつつ、監獄まで歩いていきます。
なお、歩くのがつらい方には車も用意されています。








建物の入り口に来ると、ガイドさんと別れて個別に監獄館内に入ります。
館内に入ると、まずシャワー室 があります。
そこで日本語のオーディオガイドを受け取って2階へ進みます。


監獄内
2階に上がると、さっそく 独房 が並んでいます。
薄暗く迫力があります。
また独房内も、当時のまま残されています。







懲罰用の独房に入ることもできます。
窓一つなく真っ暗です。


食堂の奥にある調理室です。
囚人と分ける柵が手前にあります。
その先が食堂です。


過去にはこのアルカトラズから脱獄した人たちがいます。
人形を作って看守の目をだまし、海に逃げました。
見つかって捕まった人もいますが、いまだ行方不明の人がいます。
見た感じ泳げそうな距離ですが、潮流が速く泳いで渡るのは難しそうです。



ナイトツアーでは、監獄の扉開閉のデモンストレーション があります。
機械式で、1つの操作盤で一列の部屋の扉の開閉ができます。
また、指定した部屋の扉の開閉もできます。
看守が笛を吹き操作すると、がっしゃーーん とびっくりするくらい大きな音をたてて扉が開きます。
暗い監獄でのデモンストレーションは迫力があり、印象的でした。


ナイトツアーでは、たくさんいた人がどんどん減っていきます。
オーディオガイドが終わった後、監獄内を散策すると誰もいないところで写真が撮れます。





建物の外に出ると 霧のサンフランシスコの夜景が見えます。






撮影に夢中になっても、最終フェリーの時間にだけは気を付けて楽しんでください。
サンフランシスコの夜景を見ながら帰ります。




最後に
アルカトラズ島は、その独自の歴史と神秘的な雰囲気から、今も多くの人々に愛されている場所です。
かつての厳しい刑務所としての顔を持ちながら、現在では観光名所として世界中から訪れる人々にその魅力を伝えています。
アルカトラズを訪れ、アメリカの歴史や犯罪、脱獄事件について学んでみませんか。
基本情報
住所 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンフランシスコ |
営業時間 | 季節による 9:00-21:30 (火-土)、9:00 – 18:30 (日・月) 日中のツアー 毎日 8:40 – 15:50 (11/2まで) 8:40 – 13:35 (11/3-3/8) ナイトツアー 火 – 土:17:55, 18:30, 19:05 (11/2まで) 15:50, 16:45 (11/3-3/8) |
定休日 | 1/1, サンクスギビング, 12/25 |
料金 | ツアーによる |
アクセス | サンフランシスコ ピア33からフェリーでアクセス |
駐車場 | なし |
公式サイト | https://www.cityexperiences.com/san-francisco/city-cruises/alcatraz/ |
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