シンガポールは公共交通機関が発達しており、またタクシーやGrabが安く安全で便利なため、短期旅行では基本的にレンタカーは不要です。
そのうえでレンタカーを必要とする方に、レンタカー情報をお届けします。
なお駐在員の車はレンタカーであることも多いです。
ちなみに、シンガポールのレンタカーは、国外運転免許証と日本の免許証、クレジットカード、パスポートを持っていけば運転できます。
- シンガポール観光では、基本的にレンタカーは不要です
- 日本と同じく左側走行で、制限スピードは必ず守り、絶対に歩行者優先しますが、日本と違い車間距離を取らない傾向にあります
- 事故が多いので、保険には必ず加入しましょう
- 一方通行の道路が多いので、Google Mapなどのナビは必須です
- 最低限の交通ルールと、緊急連絡先(警察:999, 救急:995)は記憶しましょう
主なレンタカー会社
旅行では原則不要でも、長期滞在者にとってはレンタカーは重宝します。
なお、駐在員が会社から貸与される車もレンタカーであることが多いです。
まずは、レンタカーを借りる前にシンガポールの道路事情を確認してください。
日本と違ったルールがたくさんあります。
シンガポールで利用できる主なレンタカー会社は以下の通りです。
ちなみにどの会社も、世界各国でレンタカー事業を行っているので安心して利用できます。
まとめて検索レンタルできる代理店
数あるレンタカー会社の車を、一括して検索できるサイトの利用をお勧めします。
Klook
KAYAK
Rentacars.com
レンタカーする際に必要なもの
国外運転免許証 (または英語で記載された有効な運転免許証) or シンガポールの免許証
(例) 東京での取得
他の道府県については、それぞれの警察の情報をご確認ください。
なお、当日免許センターなどで取得できる場合と、警察署での取得で1,2週間かかる場合などがあります。
パスポートやID、クレジットカード
身分が証明できるものが必要です。
またクレジットカードなどの登録が必要なことも多いです。
キャッシュレス決済 「NETS」または「EZ-Link」
シンガポールでは道路料金(ERP)や駐車場の支払いのため自動徴収システムが導入されています。
この機器は車への設置義務が課されており、「ERP」マークのある「NETS」カードや「EZ-Link」カードを差し込んで自動支払いします。
NETSカードは、コンビニエンスストアにある店頭端末で購入することができます。
なお料金は、シンガポールのセブンイレブンやATM、駐車場などに設置されている機械 (TOP UPステーション) などで入金(TOP UP) することが可能です。
レンタカーの保険について
シンガポールでレンタカーを借りるには以下のような保険が提供されます。
なお内容は、海外でレンタカーを借りるときの一般的なものです。
衝突損害補償 (CDW)/自車両損害金支払免除制度 (LDW)
CDW/LDWは、免責を支払うことで損害費用全額が免除されます。
(乗用車の場合は7000S$など) 。
また火災や盗難が対象のオプションもあります。
ただし、フロントガラス、タイヤや車体の底面などは除外されます。
超過衝突損害補償 (SCDW / ERW)
SCDWは、免責額を軽減します。
なお、料金は60S$/日など。
少額の免責額では、多額の損害費用になります。
さらに保険料を支払うと免責額がゼロになります。
ロードサービスの補償
レッカー移動や燃料、鍵の閉じ込めなどのロードサービスの費用を補償します。
なお、1日あたり20S$くらいです。
自損保険 (PAI)
自損保険は、運転手および同乗者の死亡または身体障害を負った際に補償します。
なお1日S $ 5 くらいです。
他にもレンタカー会社のオリジナルセット保険などたくさんあります。
ちなみに、シンガポールからマレーシア、東南アジア各国へ車で行くことが可能ですが、追加料金が必要な場合があるため、レンタカー会社への確認が必要です。
事故を起こさないことが一番ですが、万が一のため保険の適用をお勧めします。
なぜならシンガポールは事故が多いし、補償がとても高くつきます。
したがって、補償内容をしっかり把握し、必要と思われる保険にはしっかり加入することをお勧めします。
運転中に使用するもの
シンガポールで運転するにあたって、あったほうが良いものを以下に記します。
ナビゲーション
シンガポールの市街地は、一方向通行道路が多岐にわたっています。
そのため、ナビが無いとかなりつらいので、オプションで付けるかスマホなどのナビを用意することをお勧めします。
通信機器
運転に支障が出た際など、通信手段があると安心です。
そのため、SIMフリースマホを用意しておくと便利です。
SIM
現地で購入可能です。日本にいるときに各国で使用できる便利なSIMを購入することもできます。
なお通話ができないデータ専用SIMが多いですが、緊急連絡はSIMが無くてもできることが多いです。
スマホ設置器具
ナビをスマホで利用する場合は、車にスマホを設置する器具を用意しておくと便利です。
路上駐車支払いアプリ Parking.sg
路上に駐車場が多々あります。
なおこれはアプリでの支払いシステムとなっています。
レンタカーの利用方法
レンタカーは代理店などでオンラインで事前予約することをお勧めします。
シンガポールでは車所有台数に制限があるため、事業者などが利用することが多いためです。
なお、車を借りる際には免許証等必要なものを提示し、出発する前には損傷や不具合が無いことを確認します。
そして原則、最後はガソリンを満タンにして返却します。
また、走行距離の制限がある場合や、マレーシアなど国境を越えて走行した場合などは、追加料金がかかるケースがあるので、事前に確認が必要です。
なお、会社でレンタカーを借りている駐在員は、年に1回程度車両点検のために車を預けることになります。
たいていは、朝出社したら車を取りに来てくれて、夕方には返却されます。
交通ルール
左側通行、メートル表記なので、日本と大きく変わることはありません。
ただし、日本車以外を借りた場合は、ウインカーとワイパーのスイッチが左右が逆です。
またガソリンの入れ方も日本と同じです。
なお、スピード違反をはじめ取り締まりが厳しく、捕まると罰金はもちろん、投獄されることもあるので、要注意です。
また標識などの詳細は、onemotoring.com.sg にてご確認ください。
下記からハンドブックをダウンロードすることができます。
緊急連絡先
万が一の時の連絡先はこちらです。
駐車場
シンガポールは狭い国土の割に駐車場が充実しています。
そのため、たいていどんな施設にも駐車場があり、HDBの地上駐車、建物の地下や路上駐車などがあります。
また公共施設ではたいてい誰でも停められます。
ただし、駐車場の駐車枠が用途により細かく色分けされています。
基本的に、白枠に停めれば問題ないです。
詳細はこちらをご覧ください。
最後に
シンガポールでは短期旅行でレンタカーを利用する必要性はありません。
他国でリスクを冒すよりは、安くて安全な公共交通機関の利用をお勧めします。
そのうえでレンタカーを利用する際には、交通に関しても罰金の多いシンガポール、くれぐれも気をつけて楽しんでください。
- シンガポール観光では、基本的にレンタカーは不要です
- 日本と同じく左側走行で、制限スピードは必ず守り、絶対に歩行者優先しますが、日本と違い車間距離を取らない傾向にあります
- 事故が多いので、保険には必ず加入しましょう
- 一方通行の道路が多いので、Google Mapなどのナビは必須です
- 最低限の交通ルールと、緊急連絡先(警察:999, 救急:995)は記憶しましょう
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