シンガポールは赤道直下の熱帯地域。そのため、さまざまなフルーツが安く売られています。
そして特におすすめなのが、フルーツジュース。ホーカーなどで安価に購入できるうえ、100%の濃度であることがほとんどです。
そこで、シンガポールで食べてほしいおススメのフルーツと、フルーツジュースをお届けします。
- 東南アジアはフルーツ天国で、市場などで安くたくさんの種類の果物が購入できます
- 完熟までに日数がかかることもあるため、到着後すぐに買いに行きましょう
- できれば店員さんに、完熟までの日数と、完熟の判断方法を聞きましょう
- 暑い屋外保管が多く、傷んでいることもあるので、店員におすすめのモノを聞きましょう
フルーツ天国シンガポールの様子
シンガポールは熱帯のフルーツ天国です。
一年を通して一定の気温の国では、年中美味しいフルーツが食べられます。
しかもかなり物価の高いシンガポールで、日本より格段に安く購入できます。
ちなみに公園には、野生のフルーツがなっています。
野菜とフルーツの分類
シンガポールでは、ミニトマトもスイカも、フルーツ屋さんで売っています。
ほかにもメロンやイチゴ、バナナ、アボカドなど、日本でも野菜か果物か、微妙な分類のものがあります。
これは、植物学上の分類と省庁における分類、スーパーでの分類が、それぞれ異なるためです。
植物学上は、草本性のもの(草になるもの)を「野菜」、木本性のもの(木になるもの)を「果物」としています。
農林水産省では、苗を植えて1年で収穫する草本植物は「野菜」、2年以上栽培する草本植物及び木本植物で、果実を食用とするものを「果樹」と定義しています。
シンガポリアンに、トマトもスイカも日本では野菜だよ、というとびっくりします。
余談ですが、アメリカでは裁判でトマトは野菜となりました。そこまでは良しとして、トマトを大さじ2以上含んだピザも野菜。
となると、とうぜん野菜のジャガイモでできたフライドポテトも野菜として取り扱います。
国が変われば常識も全く違いますね。
フルーツのおすすめ一覧
シンガポールなどの東南アジアに来たら、ぜひ楽しんでほしいフルーツを一挙ご紹介します。
ドリアン
シンガポールでは誰もが知るフルーツの王様。
なお、シンガポリアンでも大好きな人と大嫌いな人にはっきり分かれるフルーツです。
でもせっかくシンガポールに来たら一生に一度は楽しんでください。
旬の時期は、6月〜8月、11月〜12月。
ただし匂いがすごいので、買ってその場で食べることをお勧めします。
ちなみに、ホテルや公共交通機関への持ち込みは法律上、厳禁です。
種類によって味や香りが異なります。
マンゴスチン
フルーツの女王と言われるマンゴスチン。
旬の時期は、5月~8月。
なお実の割に皮が厚く種が大きくて食べるところはわずかですが、酸味が特徴的で体を冷やす効果があります。
そのため、食べると熱を発生させるドリアンを食べた後には、マンゴスチンを食べると良いです。
王様と女王はいっしょにどうぞ。
ちなみに、10玉で5ドルくらいです。
ドラゴンフルーツ
竜のうろこがついたような形のフルーツです。
なお、中の実の色が白と赤の2種類あります。
スポーツドリンクみたいな優しい味わいです。
旬の時期は、6-11月。
ちなみに、1個1~1.5ドルくらいです。
スターフルーツ
名前の通り、輪切りにすると星の形をしているかわいいフルーツです。
皮は向かなくて良いです。
サクサクとした歯ごたえで、程よい酸味があります。
ちなみに、1個1ドルくらいです。
ランブータン
シンガポールに来て最初に目についた果物です。
毛むくじゃらの丸いものが山積みで売られています。
旬の時期は、6-8月。
ちなみに量り売りが多く、6粒で1ドルくらいです。
果実は、見た目も味もライチに似ています。
毛は意外と硬くてしっかりしています。
マンゴー
東南アジア各国に、さまざまなマンゴーが存在し、シンガポールでも多くの種類のマンゴーが買えます。
これは世界一甘いといわれるパキスタンのマンゴーです。
本当にめちゃくちゃ甘くておいしいです。
旬の時期は、6-11月。
なお、1個3ドル。
この味でこの値段は、食べずにはいられません。
ちなみに試みてみましたが、やはり完熟だと半実をさいの目状に切るなど無理です。
本来の食べ方はこちら。
- 皮の上から揉みまくる
- 中まで柔らかくなったら、 先端部をカットして穴をあける
- 穴から中身を吸ってすすりだす
他にもたくさんの種類のマンゴーが売られています。
ロンガン
こちらもライチに似ていますが、甘みがあります。
旬の時期は、6-9月。
ちなみにフルーツ屋さんなどにありますが、茶色の粒々が並んでいるだけなので地味です。
しかしファンが多いフルーツです。
ポメロ
人の顔ほど大きく、とくに夏のお盆の頃に多く出回る柑橘類です。
旬の時期は、8-10月。
皮が厚く、ナイフで剥くと大きめのグレープフルーツサイズの実が出てきます。
なお酸味は強くなく、2人で1玉くらいはペロっと食べられます。
パパイヤ
パパイヤもシンガポールでは安く食べられます。
てっぺんにしわが寄ってきたら食べ時、と教えてくれました。
甘くて滑らかな食感で美味しく、また独特の発酵臭と若干の苦みも特徴です。
ザクロ
比較的、日本でも人気のザクロ。
ルビー色の粒がぎっしり詰まっています。ぷ
ちぷちとした食感と爽やかな酸味特徴です。
洋なし
多種多様の洋なしが売られています。
ちなみに日本で最も有名なのは、ラ・フランスでしょうか。
なお、なしの頭の部分にしわが出始めるころが食べごろです。
しっとり柔らかい食感と甘さがあり、洋菓子によく使われています。
バンレイシ
見た目がまず目を引きます。
品種によっては釈迦頭と書くこの果物、納得です。
なお、シュガーアップルやカスタードアップル、スイートソップ、サワーソップ、チェリモヤやアテモヤと、さまざまな品種と名前があります。
旬の時期は、3-8月。
また、甘いものから酸味のあるものまで様々です。ぜひいろいろ試してみてください。
メロン
アジア各国のメロンが並んでいます。
それぞれ味が違います。
なお、日本のメロンに似たものは、完熟させても比較的硬めで甘さが控えめです。
ちなみに日本では正確にはメロンは果実的野菜に分類されます。
大きなメロンが3ドルくらい。
とっても安いです。
マスカット
シンガポールでは定番のフルーツ、種無し皮ごと食べられるブドウです。
紫と青のマスカット、2種類がメインです。
ちなみに、500gで2.5 ドルくらいで買えます。
なお、日本のものより小粒なので、房から外して洗って、タッパーで保存しておくと食べやすいです。
シンガポリアンは、朝食や食後にこれをポリポリ食べています。
ちなみに、スィートサファイアという黒く長いぶどうも、甘くて風味豊かでおいしいです。
パッションフルーツ
飲み物にもよく使われるパッションフルーツ。
甘くて柔らかく、種の食感が好きな人が多いです。
ちなみに、半分に切って果肉をスプーンですくって食べます。
ゼリー状の果肉は香りが良く、甘酸っぱいです。
日本ではかなり高価な果物です。
ナツメ
サクサクした食感で、リンゴよりも水分も甘さも少なく、味は薄いです。
ただし「1日3個食べると老いない」と言われるほど、アンチエイジング効果のある果物です。
日本ではなかなか生のナツメを食することが難しいので、ぜひシンガポールで試してみてください。
ザクロ
すっきりした甘みと酸味でプチプチとした食感、房に沿って切りスプーンですくって食べます。
なお、ビタミンやポリフェノールが豊富で「女性の果実」と呼ばれ美容や健康にも良いといわれるうえ、ひとつの実にぎっしりと種子が詰まっている様子から「子孫繁栄」や「子宝」の象徴ともされています。
こちらは日本でも食べられます。ただ、日本で食べようと思うとかなり高価です。シンガポールでぜひ!
パイナップル
南国の果物パイナップルは、もちろんシンガポールにもあります。
1玉わずか150円です。
お好きな人には嬉しい国です。
トマト
シンガポールでは、トマトもフルーツ屋さんに売っています。
甘くてジューシーなのでフルーツ感覚で食べられます。
ちなみに、1パック2ドルくらいです。
【おまけ】アサイーボウル
これほどフルーツが豊富なシンガポールですから、美味しいアサイーボウルが食べられます。
暑い中を歩いてお店に行くと、キンキンに冷えたアサイーが出迎えてくれます。
The Oatberry Café : 6 Scotts Road, #B1-K1 Scotts Square S(228209)
フルーツジュースのおすすめ
年中暑くて少し歩くと汗が噴き出す国では、疲れを癒し喉を潤すフルーツジュースがおすすめです。
安価で100%のジュースが飲めます。
カラマンシジュース
シンガポールで一番おすすめの飲み物は、カラマンシジュースです。
なお四季橘とも言われ東南アジアで栽培されています。見た目はライムに似ています。
ちなみに、ビタミンCが多く含まれいるので、美容にも良いそうです。
カラマンシジュースは、ホーカーやコンビニなどで飲むことができ、梅が1個丸ごと入っていることもあります。
梅の香りがほんのりついて、さっぱりします。
安くて美味しい!2ドルのセブンイレブンのオリジナルジュースです。
ライムジュース
シンガポールでは最も定番ともいえるジュースです。
ほぼすべてのの飲み物屋さんにあります。
オレンジジュース
オレンジジュースはシンガポールでも定番です。どこでも買えるのですが、中でもオレンジをその場で絞ってくれる自販機が重宝します。
わずか2シンガポールドル(約180円)で飲めます。
良く冷えていて美味しいです。
フルーツジュースは、他にもたくさんあり、また組み合わせも豊富で迷ってしまいますが、今のところ外れた経験はないので、どれも美味しいと言えます。
ミックスジュース
さまざまなフルーツの組み合わせジュースも、とっても美味しいです。
ミックスジュースの組み合わせは店によりますが、「パッションフルーツ+パイナップル」のジュースや「オレンジ+キャロット」が美味しいです。
【おまけ】フルーツジュース以外のおすすめ
シンガポールにはフルーツだけでなく、住民に根付く特有の飲み物がたくさんありますが、その一部をご紹介します。
コピ
東南アジアで多くあるコーヒーです。特殊な豆の焙煎により独特の味を出しています。
どこでも飲めるので、飲む度合いとしては一番多いかも。
Blended Ice Bamdumg Grass Jelly
植物である仙草のゼリーが入ったココナッツのシャーベットジュースです。
なおインドネシアで最も有名ですが、シンガポールでも多く出回っています。
飲み物というより、デザートとして扱われていることが多いです。
有名なかき氷、アイス・カチャン(Ice Kachang)は、すんごい甘いです。
シンガポールスリング
シンガポール生まれの有名なカクテルです。
ジンベースで、ブランデーとレモンジュースのさっぱりした味わいです。
シンガポールエアラインに乗ると、機内でもいただけます。
最後に
シンガポールに来たらぜひ、フルーツを楽しんで帰ってください。
食べきれないくらいたくさんの種類の安くておいしいフルーツに出会えます。
切り売りや量り売りもあるので、欲しい分だけ店員に渡せばOK!
日焼け予防にも、ビタミンを取ってシンガポール観光を楽しんでください。
- 東南アジアはフルーツ天国で、市場などで安くたくさんの種類の果物が購入できます
- 完熟までに日数がかかることもあるため、到着後すぐに買いに行きましょう
- できれば店員さんに、完熟までの日数と、完熟の判断方法を聞きましょう
- 暑い屋外保管が多く、傷んでいることもあるので、店員におすすめのモノを聞きましょう
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