6月、東南アジアに”アレ”の旬が来ました。
年中同じ気温で四季がない国でも、植物や果物は季節を感じているんですね。
そのため、この時期、街にアレの匂いが溢れます。
ドリアン。
ドリアンは、旬と種類、そして食べ方がとても大切です。
そこで、シンガポリアンにお店に連れて行ってもらい、美味しい食べ方を学びました。
ドリアンを食べるときの参考にしてもらえると幸いです。
ドリアンの特徴
東南アジアの熱帯地方で採れるドリアンは、果実の王様、と言われています。
なお、なぜ王様の呼ばれるようになったかについては諸説あります。
ちなみに、外観が王冠をつけているようだから。
また、味と香りに人を殺めるほどの魅力があるから。
さらに、王様が好きな果物だから。
そして、多くの国で王様と呼ばれているから。
など多くの説があります。
またドリアンは、栄養満点超ハイカロリーです。
ちなみに、カロリーは1kgあたり1350kcalと言われます。
ドリアン1玉の重さは1.5-3kgほど。
そのうち食べられる果肉部分は350-700gです。
よって、ドリアン1玉当たりの総カロリーは470-945kcalにもなります。
栄養はあるけれど、ダイエットには不向きの果物です。
ドリアンは独特の匂いが有名で、夏の生ごみに近いと。
それゆえ、シンガポールでさえ公共交通機関や公共施設への持ち込みは固く禁止されています。
したがって、ガスによるテロと間違われないように、ホテルにも絶対に持ち込まないでください。
店頭で食べることを強くお勧めします。
旬の時期
ドリアンの旬の時期は、一般に6 – 9月と言われます。
そのためこの頃になると収穫量が増え、どんっとお安くなります。
ちなみに1年中 果物店で販売されていますが、旬になるとスーパーマーケットの入り口でも販売されます。
なお2,3回匂いを嗅いだ人は、数十メートル手前でも、ドリアンを売っている、と分かるようになります。
できれば果物店の店頭で食べることをおすすめします。
なぜなら、その匂いの問題はもちろん、新鮮なままで食べていただきたいからです。
ちなみに今回紹介するお店の名前は、ドリアンマン。
絶対ドリアン美味しいですやん。
住所: | Blk 24 Bendemeer Road #01-539 Singapore 330024 |
店頭でドリアンが食べられるお店
店頭でドリアンが食べられるお店はたくさんあります。
代表的な店舗をいくつかご紹介します。
99 Old Trees @ Outram
住所: | 1 Teo Hong Road, Singapore 088321 |
Ah Seng Durian @ Ghim Moh/Bukit Merah
住所: | 119 Bukit Merah Lane 1, #01-24, Singapore 151119 |
住所: | 20 Ghim Moh Road #01-119 to #01-122, 270020 |
Mr Durian @ Rangoon Road
住所: | 140 Rangoon road, #01-00, Singapore 218418 |
Combat Durian @ Rangoon Road
住所: | 206 Rangoon Road, Singapore 218452 |
Ah Di Dempsey Durian @ Dempsey
住所: | 7 Dempsey Road, Singapore 249684 |
AMK Durian Man @ Bendemeer Road
住所: | Blk 24 Bendemeer Road #01-539 Singapore 330024 |
Durian Culture @ Geylang
住所: | 77 Sims Avenue, Singapore 387419 |
Durian 36 @ Geylang
住所: | 608 Geylang Road, Singapore 389547 |
The Durian Tree @ Bukit Batok East
住所: | 277 Bukit Batok East Avenue 3, #01-371, Singapore 650277 |
ドリアンの食べ方
ドリアンは、ぜひ1玉を購入し果肉を出していない状態から、食べてみてください。
観光地では、よく果肉だけのパック詰めが並べられていますが、一度あのように開けてしまうと強烈な臭いがします。
さらに日持ちもせず、しっかりパックして冷蔵しても味は落ちるし、傷んでしまいます。
そのため暑い熱帯地域でパックで売っているのは正直心配です。
まあ、それでも美味しいですよ。
様々な問題点を考慮すると持ち帰りたくないので、その場でビニール手袋をつけていただきます。
美味しいドリアンの見分け方
お店に並んでいるものでも、茎の切り口が乾燥して黒くなっているものと、白っぽくてみずみずしいものがあります。
新鮮なのは後者です。
でも熟しているかの判断はかなり難しいので、お店の方に聞くのが一番。
シンガポリアンに連れて来てもらえると、こういう時に融通が効くし、安心です。
お勧めのドリアンの種類とその味や特徴
ひとくちにドリアンといっても、多くの種類があります。
もちろんそれぞれ味や風味、食感が全く異なります。
全般的にドリアンは、超濃厚なカスタードクリームのような舌触りで、トロッとしています。ちなみに果実から出した直後の果肉の香りは気になるほど強くなく、口に運ぶのに苦はないです。
それでは地元の友人が教えてくれて一緒に食べたドリアンを、順にご紹介します。
Golden Phoenix (金凤)
果実が小粒ですが、種が小さいため果肉は多め、果肉が白めの黄色です。
なおスパイシーな味わいで甘さは控えめ、においも控えめ、日本人には比較的食べやすいドリアンです。
Red Fresh (D101)
果実が大粒ですが、種も大きく果肉は少なめ、色は濃い黄色で、味は甘く、においが強いです。
果物らしいのはこちらかも。
ちなみに私は、これが一番好きな品種です。
上の2つの品種を比較するとこんな感じ。色も味も全く違います。
種の大きさも倍くらい違います。
Mao Shan Wang (猫山王)
果肉の色は黄色く甘くてねっとりしているのが特徴。
観光地では一番人気で、高級品種の猫山王です。
どこにでもあるので、まぁ間違いなく食べられますが、今や店にとっては利益率の高い、観光用ドリアンになっています。
食べるときの注意点とその対策
飲酒厳禁。下手すると死に至ると言われており、原因はガス発生説、高カロリーによる高血糖説など幾多ありますが、迷信とも言われています。
ただ確かなことは、高血糖になる。
そのため、ドリアンとお酒は一緒に口にしてはいけません。
同じく炭酸飲料もガスが出るため、飲まないようにします。
なお、ドリアンの皮に水をためて手を洗うと匂いがとれます。
実際にやってみました。本当にとれます。
ドリアンの匂いは体内で時間差攻撃してきます。
食べている最中は平気だったのに、帰宅後、胃の中からにおいが継続的に出てきます。
げっぷが出たりすると気絶しそうです。
ただこればかりは、時間が経つのを待つしかありません。
ちなみに、果実の女王マンゴスチン。マンゴスチンは、酸味が特徴的で、体を冷やす効果があります。
食べると熱を発生させるドリアンを食べた後には、マンゴスチンを食べると良いそうです。
王様と女王はいっしょにどうぞ。
他の食べ方
東南アジアには、無類のドリアン好きがたくさんいてドリアン料理のサイトもあります。
ケーキ、クッキー、アイス、ジュース、カレー、サラダそしてピザなど、他の果物にも劣らぬレシピが揃っています。
もちろんお土産もたくさん用意されています。
最後に
食べ方を間違ったがゆえにドリアン嫌いにならないように、祈っています。
できれば一玉丸ごとを分け合って、買ったその場で食べてほしいです。
なお果肉だけ欲しい場合でも、その場で実を開いてパック詰めしてもらうことをおします。
さすがにドリアンピザはハードルが高いですが、東南アジアに来たら、ぜひドリアンにチャレンジしてみてください。
また経験がある方、あなたの食べたドリアンは本当に美味しいモノですか?
観光地で言われるがまま食べてないですか?
はじめは苦手でも、本物の美味しいドリアンを数回食べると虜になっちゃう人もいます。
さあ、今年もドリアンパーティーだ。
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