フォーミュラ1のファンにとって、市街地ナイトレースという特別なレースのひとつ、シンガポールグランプリが始まりました。しかし、本編レースのほかにもさまざまなイベントがあります。今回はそのひとつ、木曜日の夜、プラクティスが始まる前夜のピット作業を見学できるイベントに参加しました。しかも、なんと無料です。
ピット見学の抽選
F1シンガポールGPのチケットについては、以前お話ししました。
なお、記事にも書いたように、シンガポール在住者は、HAPZのサイトで様々な無料イベントに応募できます。
そのひとつとして、F1開催直前の木曜日にピットの見学ができるイベントに、4000人が当たります。F1マシンを間近で見ることができ、同時にピットクルーの活動を見ることもできます。
なお、抽選は8月30日まで。ちなみに応募すると、8月30日までに通知と確認メール、E-Ticketが届きます。ラッキーなことに抽選に当たったため行ってきました。
20:00にゲートオープン、21:30まで。ただ、4000人が1か所に集まるので、それなりの混雑が予想されます。
アクセス
F1シンガポールGPは、市街地サーキットです。通常は一般道路であってもこの時期には、広い範囲にわたって交通規制が行われているため、自家用車ではなく公共交通機関を推奨しています。
交通手段ごとに
市街中心地なので、近くまで電車やバス、タクシーでも簡単にアクセスできます。
By MRT (電車)
ニコルハイウェイ (Nicoll Highway) MRT駅(出口B、サークルライン)で下車。 Gate 1(Republic Boulevard)まで徒歩5分。
By Taxi (タクシー)
最寄りのタクシー乗り場は、Nicoll HighwayのGuillemard Road(コンコースの裏)の方向にあります。橋を渡り、Gate 1(Republic Boulevard)へ進みます。
By Private Hire (ハイヤーなどの配車)
パークロイヤルホテルオンビーチロード(ロビー)またはコンコーススカイラインビルの最寄りのドロップオフポイントで下車します。 5〜6分歩いてTakeGate 1(Republic Boulevard)まで行きます。
入場
ちなみにこの日は、配車サービスのGrabを使い、コンコーススカイラインビルから歩きました。さらに、コンコースを使用して大通りを渡って会場まで行きます。
この日はGate1のみからの入場。したがって、入り口はものすごく混んでいました。
入場に関しては簡単な入場券のチェックのみ、この日は荷物検査まではありませんでした。パンフレット、首にかけられるパス、600mlのお水を一本ずつ配布してくれました。
ただ、パンフは事前に読んでおきたかったです。明日からの参考に!
入場すると、すでに本番の準備は整い、様々なお店がオープンしていました。しかし、我々の今日の目的はピットレーンです。したがって、早速ピットレーンの入場口に並びます。
ここで、1時間ほど待たされることに。そのうえ、入場人数制限を行っていました。
ドライバーとの遭遇
ピットレーンでは、各チームが準備を進めていました。また、運がよければドライバーにも会えます。
3日後優勝することになる、フェラーリのセバスチャン・ベッテル。
つぎに、チームに貢献するも表彰台を逃してしまう、メルセデスのバルテリ・ボッタス。
最後に、フェラーリのシャルル・ルクレール。ピットレーンクローズギリギリの時間にやってきました。ちなみに、2日後、ポールポジションを獲得します。
このときの時間は、夜の11時過ぎ。なんとシンガポールはナイトレースのため、ドライバーは昼夜逆転の生活を送っているそうです。
ピットレーンの作業
ピット前では、明日から始まる練習走行のため、たくさんのチームが準備を進めていました。
多くのチームがタイヤ交換の練習をしています。信じられない早さです。
レーシングポイント。
ウイングの裏はこんな風になっています。普通車では考えられない足回りの複雑さです。
ライコネンの車はトンテンカンテンされていました。
ルノーもタイヤ交換の練習中。案外和やかなムードです。
と思いきや、練習は真剣そのものです。こんなのが目の前で見られるとは、並んだかいがありました。
レッドブルも鋭意調整中。最近はマットな塗装の車が増えてきました。
フェラーリは早々に準備を終えて隠しています。アップデート版の車は秘密ですね。
メルセデスは、ボッタスが調整を行っていました。
ピット入り口から順に、こんな感じで並んでいます。
メルセデス、フェラーリ、レッドブル
ルノー、ハース、マクラーレン
レーシングポイント、アルファロメオ、トロロッソ、ウィリアムズ
セイフティーカーも準備万端。
表彰台も仕上がっています。
コース内
ピットを観た後はコース内を歩いて戻ります。すでに23時を過ぎています。
明日から練習走行が始まるというのに、中に入れてくれるサービス精神に感謝です。
最後に
今思えば、ピット見学は、2019のF1シンガポールGPの日程のなかで、上位を占める興奮と喜びを得たイベントでした。それほど、深く記憶に残っています。
さて、明日からいよいよFPが始まります。混雑状況をはじめ、練習走行や会場の様子などをご紹介します。
「レース初日のプラクティス1と2」
「レース2日目のプラクティス3と予選」
「レース3日目の本選」
気軽にコメントください!