シンガポールでは、公共交通機関が発達しています。
タクシーも比較的安くて安全ですが、 やはり経済的な旅をするには公共交通機関の利用が最適。
そこで、手軽に簡単に公共交通機関を利用するのに便利なアイテムやEZ-Linkカードについてご紹介します。
- シンガポールはどこでも公共交通機関で便利に簡単に移動可能だが、現金では高いし不便
- パスカード (EZ-Linkカード)、地図アプリ、Wifiなどの通信があると便利に、バスと電車に乗れる
- 3日以内の短期滞在には、ツーリストパスがお得で便利だが、セントーサエクスプレスなどには乗れない
- 7歳未満で身長90㎝未満の子供は無料
- 7歳未満で身長90㎝以上の未就学の子は、パスポートで「Child Concession カード」をチケットオフィスで作ってもらい持参すると無料
- カードに非接触(wave)マークがついているクレジットカードは、事前に登録(G PayでもOK)すれば乗れる
- 通常のEZ-Linkカードは、繰り返し入金して利用できるが、有効期限5年に注意
- カード代以外は、チケットオフィスで返金可能
シンガポールの公共交通機関は発達
シンガポールは、バスと電車があれば大抵の場所に行けます。
観光地はすべてを網羅しているといっても過言ではありません。
しかも、本数もたくさん走っているので、ストレスなく移動が可能です。
ただし路線数が多い分、必要なアイテムがあります。
パスカード (EZ-Linkカード)、地図アプリ、Wifiなどの通信です。
そこで、具体的にどのようなものを用意すればよいかご紹介します。
パスカード(EZ-Link)には様々な種類がある
電車やバスの料金は、パスカードを使わなくても、通常現金支払い料金で、最大2ドル代とお安いです。
しかし特にバスは、運賃を乗車時に支払うのに料金体系が距離別とややこしい。
さらに、現金利用を想定しておらず、お釣りや両替設備が整っていないので、パスカードは必須といえます。
もしバスには乗らない!と決めた方には、電車の駅の券売機で買えるスタンダードチケットでも問題ありません。
なお買い方はMRT/LRTの記事を参照ください。
またパスカードがあったほうが半額近く安くなるので、お得です。
このパスカードは、セブンイレブンや駅のPass Officeなどですぐ購入できます。
またシンガポール在住の方は、銀行のカードの裏にEZ-Linkの表示があればTopUp(入金)して利用できます。
さらに最近は、銀行カードやクレジットカードで、Top-Upなしで利用も可能になりました。
このパスカードは総称で「EZ-Linkカード」と呼ばれ、いくつかの種類があります。
なお手軽に公共交通機関に乗るには、このカードを1人1枚用意します。
どのEZ-Linkカードを用意したらよいか
大人とこどもの境界も複雑なので、どのカードを用意すると良いか、おおまかな目安を示します。
ただし、購入するときに駅員さんや店員さんに確認するのがベストです。
それぞれのカードの内容については後に紹介します。
ただし、頻繁にシンガポール旅行をする方や、タクシーなどを利用する方、Waveマークがついているクレジット/デビットカードを大人の人数分用意できる方、セントーサ島への往来が頻繁な方には、通常のEZ-Linkカードやクレジットカードの利用がおすすめです。
使い方は簡単、SUICAのようにカードに入金して、乗降時にSUICAのようにかざして、ピッとタッチするだけです。
ツーリストパス
EZ-Linkカードには、特別な「ツーリストパス」と呼ばれる乗り放題カードが存在します。
電車やバスでの移動がメインの旅行者に便利なパスです。
なお、ツーリストパスは、4種類のカードがあります。以下のうち、いずれかを選択します。
左から順に解説します。
1-3日間乗り放題 : ツーリストパス (Singapore Tourist Pass)
帰国前に、カード代(10$)のデポジットを返金してもらうことが前提で、お得なカード。
3日間乗り放題デポジットなし:SGツーリストパス (SG Tourist Pass)
3日間乗り放題デポジットなし:SGツーリストパス (SG Tourist Pass Red)
基本的に、上記のツーリストパスと同じです。
3日間乗り放題オプション付き: シンガポールツーリストパスプラス (Singapore Tourist Pass plus)
(オプションの例 2019年7月)
- 1時間のウォーキングツアー
- 10S$分のフーターズ (Hooters)でのお食事券
- 8S$分のポストカードセットをもらえる
1日乗り放題キーホルダー型 [販売終了してしまいました (残念…)]
7歳未満の未就学のこどもはChild Concession Cardで無料
7歳未満で身長90㎝以上の未就学の子は、パスポートを持って「Child Concession カード」をチケットオフィスで作ってもらうと、無料で公共交通機関に乗れます。
ただし、逆に言えば、90cm以上の子はChild Concessionカードを持っていないと、大人の料金がかかるので絶対に忘れないで!
また、シンガポール市民や永住者は申込書に記入してカードを入手します。
なお、有効期限は7歳になる年の4月末まで。
短期旅行でも長期滞在でも7歳未満の未就学のこどもにはコレ。
ちなみに、90㎝未満の子はこのカードをもっていなくても無料で乗れます。
【番外編】7歳以上のシンガポール政府指定学校に通う学生やシニアなど
シンガポール在住の学生やシニア用のカードが、各種用意されています。
詳しくは学校やチケットオフィスなどで確認して下さい。
Transit Link Product & Services
長期滞在者や、たまにしか乗らないおとなは通常のEZ-Linkカード
もちろん旅行者でも誰でも利用できる普通のEZ-Linkカード。
ただし、入金して利用するので、最終的に残金の返金の手間があることが前提のカードです。
電車とバス両方で利用できるSUICAのようなICカードですが、運賃が現金支払いの半額近くですみます。
なお通常のEZ-Linkカード自体の料金は$5です。
それに初期利用できる料金が含まれて、チケットオフィスでは$12($7利用可)、セブンイレブンでは$10($5利用可)にて購入できます。
ちなみに、カードの有効期限は購入日から5年です。
EZ-Link アプリで失効日が確認できます。
デビットカード/クレジットカード
2019年の4月から、クレジッドカードやデビットカードでMRTやバスに乗れるサービスが始まりました。
なお海外(日本)のカードでもOKですが、カードに非接触(wave)マークがついていることが条件です。
またGoogle PayやSimplyGoで事前に登録しておく必要があります。
EZ-Linkカードの購入方法
EZ-Linkの購入方法はパスの種類によって異なります。
一括管理してくれたら楽なんですけどね。
ツーリストパス
ツーリストパスの購入場所は種類によって異なります。
Webページを参照ください。
チャンギ空港のCheersというコンビニは24時間営業なので、ここで購入すると便利です。(2020.7現在)
Child Concession Card
MRT (電車) の改札付近にあるチケットオフィス 「Passenger service」で購入できます。
なお、ID (パスポートなど) の提示が必要です。
通常EZ-Linkカード
公共交通機関だけでなく、ホーカーやタクシー、ショッピングなどでも支払いに利用できます。
なお、MRT (電車) の改札付近にあるチケットオフィス (Passenger service)および一部のセブンイレブンで購入できます。
有効期限は購入日から5年。期限のチェックはアプリまたは券売機で可能。
Check Card Expiry · Customer Portal
ちなみに期限切れのカードは、チケットオフィスに持って行くと、手数料がカード残高から引かれ、カードを新しいものに交換し残高を移行してくれます。
ただし、2年以上期限が切れたカードは、残高から「月額1ドル」が差し引かれて交換となるので、残高が多いカードは注意が必要です。
したがって、旅行中に購入した人は、帰国前に返金するべきです。
※ チケットオフィスは駅によってお昼頃にしか開かないところもあります。
詳しくはHPを参照ください。
通常EZ-Linkカードへの入金 (シンガポールではTop Upといいます)
通常のEZ-Linkカードは、繰り返し入金して利用できます。
また、利用料は返金できます。
そのため、遠くまで行くときは多めにTop Upすることをお勧めします。
ちなみにクレジットカードには、EZ-Linkとして使えるものがあります。
入金作業が不要なので便利です。
ツーリストパスやEZ-Linkカードの返金
1-3日用シンガポールツーリストパス(デポジット込み)のカードは、返却すればカード代のデポジットを返金してもらえます。
また、通常のEZ-Linkカードの場合は、最初カードを購入したときのカード代 (EZ-Linkは5ドル) は返って来ませんが、チャージされている金額は返金してもらうことができます。
なお、MRTの駅のチケットオフィス (Passenger service) にて、Refund,please. と言えば返金してくれます。
必要なアプリ
公共交通機関を利用する際にあったほうがよいアプリをご紹介します。
Google Map
シンガポールはバス停がたくさんあります。
しかし、車内案内表示がないバスが存在します。
したがって、バス停が近くなったら自分で降車の意思表示をしなければならず、地図アプリは必須です。
My Transport Singapore
電車の案内・バスの到着時間などを案内するアプリです。
シンガポール政府が作っている公式アプリです。
Wifiやデータ通信
アプリを使用するためにWifiなどが必要です。
とくにバスでは乗車中も必要なので通信手段のいずれかを用意します。
ちなみに日本の空港で借りられるWifiは、旅行中ずっと使用できて便利です。
また、事前予約して購入できるプリペイドSIMも便利です。
こちらで購入すると、シンガポールのチャンギ空港で受け取れるので、すぐに旅行が開始できます。
それでもなお、心配な方は出国前に購入しておくのも良いでしょう。
またアジア圏の多くの国で使用できるSIMが日本で購入できます。
SIMフリースマホを持っている方にはとても便利です。
最後に
パスカードを利用すれば、公共交通機関が手軽に利用できます。
また、返金とか購入場所とかややこしいなぁと思う方やタクシーの利用も検討している方には、通常のEZ-Linkカードの取得がおすすめです。
このパスはシンガポールの旅行者へのおもてなしなので、ぜひ活用して楽しんでください。
- シンガポールはどこでも公共交通機関で便利に簡単に移動可能
- パスカード (EZ-Linkカード)、地図アプリ、Wifiなどの通信があると便利に、バスと電車に乗れる
- 3日以内の短期滞在には、ツーリストパスがお得で便利
- 7歳未満で身長90㎝未満の子供は無料
- 7歳未満で身長90㎝以上の未就学の子は、パスポートで「Child Concession カード」をチケットオフィスで作ってもらい持参すると無料
- カードに非接触(wave)マークがついているクレジットカードは、事前に登録(G PayでもOK)すれば乗れる
- 通常のEZ-Linkカードは、繰り返し入金して利用できるが、有効期限5年に注意
- カード代以外は、チケットオフィスで返金可能
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