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とろける肉と滋味深いスープの本場バクテー! 人気店とレシピ公開

この記事は約9分で読めます。

シンガポールで有名な料理のひとつに”バクテー”があります。
豚のリブなどを香辛料の利いたスープで煮込んだ料理で、日本人の舌にもあいます。
なお、バクテーのお店はたくさんあり、それぞれ全く違った味が楽しめます。
今回はシンガポール国民に人気のお店と、バクテーを家庭で楽しむ方法をお伝えします。

  • バクテーはスペアリブなどの骨付き肉を、生薬とともに煮込んだスープで、昔ながらのローカルフード
  • シンがポールの肉骨茶の色は薄くてこしょうがたっぷり入っており、マレーシアの肉骨茶は色が濃くてしょうゆが効いています
  • 基本的にスープは何杯でもお替り自由で、店員さんにお願いすると持ってきてくれます
  • 肉は唐辛子を浸した甘醤油につけて食べ、油条もオーダーしスープに付けて食べます
  • 超有名なチェーン店は、「ソンファ」や「オールドストリート」
  • 地元で人気の隠れた人気店は、「Ya Hua」「Tuan Yuan」

バクテーとは

バクテーは、マレーシアやシンガポールの料理で、豚のプライムリブや内臓をスパイスと醤油で煮込んでいます。
ちなみにスパイスには、八角、クローブ、シナモン、ニンニク、胡椒などが使われています。

バクテー

スープの中のニンニクを潰して、スープとともに食べます。
また、肉を唐辛子を浸した醤油につけて食べるとピリリと、より旨みを感じられます。
さらに、油条と言われる揚げパンをスープにしっかり浸して食べるとおいしいです。

どんなお店でも、バクテーのスープは何杯でもお替りできます。
店員さんに、スープ、プリーズ! ですぐに持ってきてくれます。

唐辛子を浸した醤油
油条

薬膳料理として紹介されることもあり、スパイスの量が店によって異なるため、味もさまざまです。

バクテーは、マレーシアがイギリス植民地であった時代に、中国本土からの移民によって故郷料理として持ち込まれたものです。

屋台から

日本人の口にも合うため、家でも作りたくなる一品です。

バクテーの美味しいお店

シンガポールにはバクテーのお店が至る所にあります。
ガイドブックにはもれなく有名店が記載されていて美味しいのですが、ここではシンガポールの住民に人気のある安くて美味しいお店、観光客にも行きやすいお店をご紹介します。

ソンファバクテー  (Song Fa Bak Kut Teh)

まずは定番から。

観光で行くならここ!
シンガポールの中心地にある、シンガポールで知らない人はいない、とても有名なお店です。
素直な味で、日本人の口に合います。

ただ最近は有名になりすぎて、週末には行列ができるようになってしまいました。

ソンファ

ちなみに、ミシュランガイド シンガポールのビブグルマンに連年掲載されているお店です。
なお、このお店がいっぱいでも3軒隣に室内のお店がありますし、今や全国展開そして海外進出しています。

ソンファのメニュー
ソンファのメニュー

バクテーは大と小とサイズが選べます。
ちなみに大は、5本程度のリブが入っています。

極めてシンプルな風味で、誰でも食べやすいように仕上がっています。

バクテー - ソンファ

一方、小サイズは3-4本程度。

バクテー - ソンファ

またスープはお替り自由なため、これでお腹いっぱいかも。

また、ハーバーフロント店は屋台の面影を残した店づくりになっています。

住所11 New Bridge Rd, #01-01, Singapore 059383 他多数
営業時間店舗による
11 New Bridge Road店:10:00 – 21:15
定休日なし
料金Pork Ribs Soup :8.8$~ (ただし店舗による)
アクセスMRT Clark QuayNE5駅から徒歩2分
駐車場周囲に有り
公式サイトhttps://songfa.com.sg/

https://songfa.com.sg/

Ya Hua Bak Kut Teh

シンガポール人には有名なバクテー専門のお店です。

なお観光途中に本店に行く際は、タクシーやGrabの利用がおすすめです。
ちなみに支店は観光中心地のオーチャードにもあります。

Ya Hua

昼夜問わず混雑しています。

ちなみにかなり胡椒の利いた、大人味のスープです。
ただし、八角やクローブなどの薬膳の香りは少なめです。

バクテー - Ya Hua
油条 - Ya Hua
住所593 Havelock Road #01-01/02, Isetan Office Building, Singapore 169641
営業時間11:00 – 22:00
定休日月曜日
料金Spare Rib Soup :8$
アクセスMRT HavelockTE16駅から徒歩6分
駐車場周囲のHDBに有り
公式サイトhttps://yahua.com.sg/

Tuan Yuan

チョンバルにある、知る人ぞ知る、地元に愛されるバクテーのお店です。
有名店舗Outram Park Ya Hua Rou Gu Cha創業者の子孫が作ったお店。

地元に根付いており、アルコールは近所のコンビニなどから買ってくるという、HDB付近であるあるスタイルのお店。

スープの味は、すっきりしていて、それほど胡椒や塩辛くなく何杯でもいけます。
油条は、サクサクふわふわ。
サイドメニューも豊富です。

Tuan Yuan
Tuan Yuan
Tuan Yuan
Tuan Yuan
住所Block 127 Kim Tian Road #01-01 S(160127), Singapore 160127
営業時間11:00 – 15:00 (ラストオーダー 14:30)
17:00 – 22:00 (ラストオーダー 21:30)
定休日月曜日
料金Spare Rib Soup :12$
アクセスMRTのチョンバル駅EW17の出口Bを出て、バス121番に乗り次のバス停(または徒歩12分)
駐車場HDBの駐車場有り
公式サイトhttps://tuanyuan.sg/

Old Street Bak Kut Teh

チェーン店で、日本人の口に合うシンプルな味のバクテーを提供してくれるお店です。
ショッピングモールに初めてバクテーを提供したお店です。

しかも安くて、ポークリブのLargeサイズで10.9ドル。
もちろんスープのお代わりもできます。

Old Street

ラージは肉の量が多くかなりお腹いっぱいで、スープのお代わりができませんでした。

バクテー - Old Street

油条はしっかり揚がっていてサクサクでとても美味しいです。

油条 - Old Street
住所10 Paya Lebar Rd Paya Lebar Quarter, #B2-02 PLQ Mall, シンガポール 409057
営業時間11:00 – 22:00
定休日なし
料金Pork Rib Soup : 11:60$~
アクセスMRT パヤ・レバー駅EW8 CC9から徒歩6分
駐車場モールにあり
公式サイトhttps://www.oldstreetbakkutteh.com/

Yong Bak Kut Teh (閉業)

クラークキー近くにある半露店のようなお店です。

なおトラディッショナルなスタイルで、土鍋で提供され最後まで熱々で楽しめます。
醤油味が濃いめのスープです。

Yong
Yong
バクテー - Yong

住所:219 River Valley Rd, Singapore 238277

Xiao Chen Gu Shi(閉業)

クラークキーの道路側にあるお店。
あっさりめのスープで初めてでも食べやすいです。

Xiao Chen Gu Shi
バクテー - Xiao Chen Gu Shi

住所:3E River Valley Rd, 01-08, Singapore 179024

その他人気の有名店

他にもたくさん人気のお店はあります。
またバクテーは、ミシュランガイドにも掲載されやすい料理です。

  • Hua Xing Bak Kut Teh:Yuhua Market & Hawker Centre, #01-171, Blk 347, Jurong East Avenue 1, Jurong East, Singapore, 600347
  • Yong Kee Claypot Bak Kut Teh:Taman Jurong Market & Food Centre, #02-78, 3 Yung Sheng Road, Jurong West, Singapore, 618499
  • Hokkien Street Bak Kut Teh:Hong Lim Market and Food Centre, #01-66, Blk 531A, Upper Cross Street, Singapore, 051531

バクテーのレシピ

しょっちゅう食べに行くバクテーですが、シンガポールでは材料が簡単にそろうため家で作りたくなります。

最初はバクテースープの素と、豚肉、胡椒、ニンニクを用意して作りました。
このスープの素は、スーパーマーケットでS$1.5-2くらいで買えます。

今回紹介した Ya Hua Bak Kut Teh の味に近くなります。

バクテーの素
バクテーの素
バクテー
材料
  • スープの素 1袋
  • 豚のリブ 1kg
  • 水 1.8L
  • にんにく 12粒
  • しょうゆ 少々
作り方
  • 沸騰した水で豚肉を5分洗い、水を捨てます。(シンガポールのリブ肉には骨のかすなどがたくさんついています。)
  • 1.8Lの水を沸かし、肉とにんにくとスープの素を入れ、中温で35分以上煮込みます。
  • お好みでしょうゆを加えてできあがり

とってもとっても簡単です。

後に、八角、クローブ、シナモンなどを購入し、自己流のバクテーをつくりましたが、結局味を調えるのにスープの素を使っています。

スープの素には、シンガポール風やマレー風など、様々な種類があります。

バクテーの素
バクテーの素

シンガポールを知っている方へのお土産にもおすすめです。

バクテーは、シンガポールやマレーシアで代表的な料理です。
なおホーカーでも気軽に楽しめ、各お店で味が違うので色々楽しんでください。

またご自身の好きな味付けを見つけたら、簡単なのでご家庭でつくってみてください。

日本でも似たものは買えます。

最後に

シンガポールでおすすめの料理はいくつかありますが、その筆頭がバクテーです。
ちなみにシンガポールにはイスラム圏の方が多く、牛肉があまりありません。
その分、豚肉、鶏肉や羊肉がとても美味しいです。

観光の際にはぜひ、バクテーをご賞味ください。

  • バクテーはスペアリブなどの骨付き肉を、生薬とともに煮込んだスープで、昔ながらのローカルフード
  • シンがポールの肉骨茶の色は薄くてこしょうがたっぷり入っており、マレーシアの肉骨茶は色が濃くてしょうゆが効いています
  • 基本的にスープは何杯でもお替り自由で、店員さんにお願いすると持ってきてくれます
  • 肉は唐辛子を浸した甘醤油につけて食べ、油条もオーダーしスープに付けて食べます
  • 超有名なチェーン店は、「ソンファ」や「オールドストリート」などで、万人が食べやすい味
  • 地元で人気の隠れた人気店は、「Ya Hua」「Tuan Yuan」などで、それぞれ個性的
Tuan Yuan
この記事を書いた人
Gney

航空会社での勤務を経て、ペットとの海外生活や各国への旅行を体験し、カメラや釣りに興味をもつ工学理系女です。
世界のどこにいても生きて行けるよう精進中。

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