2019年12月26日(木) お昼過ぎ、シンガポールでは金環日食が観測されました。今回は、お昼に部屋のベランダで観測した、日食の美しさをご紹介します。
日食とは
太陽と月と地球が一直線に並ぶとき、太陽が月によって覆われ、太陽が欠けたり、全く見えなくなる現象です。
太陽と月と地球の位置関係(距離)によって、日食は大きく3つに分類されています。
なお、2012年5月21日朝7時頃(日本時間) には日本で観られた金環日食。
また、2019年12月26日、日本では部分日食が観測できました。
ちなみに、皆既日食(Total)、金環日食(Annular)、金環皆既日食(Hybrid) の観測スケジュールは以下のとおりです。
シンガポールで観測した金環日食
2019年12月26日当日の午前に気づいた金環日食のニュース。あと数分で日食が始まり、お昼過ぎ13時23分には食が最大となるとのこと。
日食観測用のフィルターは持っていないし、お菓子の袋的なアルミ泊もないし、さてどうしたものか。
それでは、現地時間の流れに追って写真を見ていきます。
リングになるまで
まず、11時50分 雲に隠れた太陽をベランダから一枚。雲のおかげで肉眼でもこのように見えます。なお、すでにかなり日食が進み、辺りが少し暗くなっています。
こちらは、SONYのRX100Ⅳで撮影していますが、暗くて露出もピントもかなり厳しいです。
そこで、ここから登場したのが、Leica V-LUXです。400mmまで光学望遠可能。ただし、フィルタが無いので露出を最大限下げて撮影しました。
13時21分 お昼を食べて再び空を仰ぐと、かなり日食が進んでいました。ほぼ真上です。
13時21分 みるみる進み、右下がつながれば、食の最大、リングになります。
ついにリングが完成
13時22分 そしてついに、リングになりました。なお、地上は暗くなっています。
13時23分 わずか1分弱で、もう反対側(左下)が欠けてきました。
ここからまた2時間くらいかけて、月と太陽は離れていきました。
2時間かけてリングになるのに、リングである瞬間はわずか1分弱なんて。もっとゆっくり見たいものです。
次回の大きな日食
シンガポールで次回の金環日食が観測できるのは、2063年2月28日。しかも皆既日食となると、2168年です。したがって、シンガポールで生きて皆既日食を観ることは不可能です。
しかし朗報、 2035年9月2日 日本列島中央部で皆既日食 が観測でき、全国各地で午前10時頃に食の最大となる予定です。
なお、それまでの間も、各地で金環日食や部分日食は観測できます。ただし日本全国で皆既日食が観られるこの日は、逃すことが出来ない日です。
2035年9月2日、日曜日、午前10時頃 です!
なお、日食のカメラは、望遠が効き、シャッタースピードの速いカメラがおすすめです。くわえて、フィルターの用意も忘れずに!
気軽にコメントください!