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金環日食2019 – 次は2035年9月2日、サンタの置き土産は美しい太陽のリング

この記事は約4分で読めます。

2019年12月26日(木) お昼過ぎ、シンガポールでは金環日食が観測されました。今回は、お昼に部屋のベランダで観測した、日食の美しさをご紹介します。

日食とは

太陽と月と地球が一直線に並ぶとき、太陽が月によって覆われ、太陽が欠けたり、全く見えなくなる現象です。

しくみ
Photo from :https://www.businessinsider.com.au/solar-eclipse-diagram-2017-8

太陽と月と地球の位置関係(距離)によって、日食は大きく3つに分類されています。

  • 太陽の一部が欠けることを「部分日食」といい、英語では「partial solar eclipse」 といいます。
  • 太陽がリング状になることを「金環日食」。英語で「annular solar eclipse
  • 太陽が全部見えなくなることを「皆既日食」。英語で 「total solar eclipse
日食の種類
Photo from :https://www.timeanddate.com/eclipse/solar-eclipse.html

なお、2012年5月21日朝7時頃(日本時間) には日本で観られた金環日食。

日本の金環日食 - 2012年5月21日朝7時頃(日本時間)
関東で観測した金環日食 with OLYMPUS DIGITAL CAMERA

また、2019年12月26日、日本では部分日食が観測できました。 

ちなみに、皆既日食(Total)、金環日食(Annular)、金環皆既日食(Hybrid) の観測スケジュールは以下のとおりです。

日食のスケジュール
Graphic from :https://eclipse.gsfc.nasa.gov/solar.html

シンガポールで観測した金環日食

2019年12月26日当日の午前に気づいた金環日食のニュース。あと数分で日食が始まり、お昼過ぎ13時23分には食が最大となるとのこと。

日食観測用のフィルターは持っていないし、お菓子の袋的なアルミ泊もないし、さてどうしたものか。

それでは、現地時間の流れに追って写真を見ていきます。

リングになるまで

まず、11時50分 雲に隠れた太陽をベランダから一枚。雲のおかげで肉眼でもこのように見えます。なお、すでにかなり日食が進み、辺りが少し暗くなっています。

シンガポールの空

こちらは、SONYのRX100Ⅳで撮影していますが、暗くて露出もピントもかなり厳しいです。 

そこで、ここから登場したのが、Leica V-LUXです。400mmまで光学望遠可能。ただし、フィルタが無いので露出を最大限下げて撮影しました。

13時21分 お昼を食べて再び空を仰ぐと、かなり日食が進んでいました。ほぼ真上です。

シンガポールで始まった金環日食

13時21分 みるみる進み、右下がつながれば、食の最大、リングになります。

シンガポールの金環日食

ついにリングが完成

13時22分 そしてついに、リングになりました。なお、地上は暗くなっています。

シンガポールの金環日食
Leica V-LUX、マニュアル撮影、f/8、SS:1/16000s、焦点距離:146mm(35mm換算400mm) 、ISO125

13時23分 わずか1分弱で、もう反対側(左下)が欠けてきました。

シンガポールの金環日食
シンガポールの金環日食

ここからまた2時間くらいかけて、月と太陽は離れていきました。

2時間かけてリングになるのに、リングである瞬間はわずか1分弱なんて。もっとゆっくり見たいものです。

次回の大きな日食 

シンガポールで次回の金環日食が観測できるのは、2063年2月28日。しかも皆既日食となると、2168年です。したがって、シンガポールで生きて皆既日食を観ることは不可能です。

しかし朗報、 2035年9月2日 日本列島中央部で皆既日食 が観測でき、全国各地で午前10時頃に食の最大となる予定です。

次回の日食
Graphic from :https://eclipse.gsfc.nasa.gov/solar.html

なお、それまでの間も、各地で金環日食や部分日食は観測できます。ただし日本全国で皆既日食が観られるこの日は、逃すことが出来ない日です。

2035年9月2日、日曜日、午前10時頃 です!

なお、日食のカメラは、望遠が効き、シャッタースピードの速いカメラがおすすめです。くわえて、フィルターの用意も忘れずに!

この記事を書いた人
Gney

航空会社での勤務を経て、ペットとの海外生活や各国への旅行を体験し、カメラや釣りに興味をもつ工学理系女です。
世界のどこにいても生きて行けるよう精進中。

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