シンガポールでは、エアコンに対して厳格な法律が定められています。
暑いうえに湿度が高い、赤道直下熱帯の国シンガポールでは、エアコンを常時運転できることが必須です。
そのため、賃貸の借主にはエアコンメンテナンスの義務が課されています。
そこで今回は、エアコンクリーニングの様子をお届けします。
- シンガポールのエアコンメンテナンスは賃貸契約に組み込まれており、必須
- 料金は契約時に、オーナーが支払うか、借主が支払うか、相談できることもあります
- 通常のクリーニング、エアコン5台でおよそ1時間の作業、くわえてスチーム洗浄を3台すると+30分
- エアコンの真下の家具を移動させ、家具にはホコリよけを施し、シャワールームを空け、領収書は退去時まで保管します
- クリーニング後は、エアコン内が水で濡れたままなので、2-3時間フル稼働させて乾かします
シンガポールのエアコン クリーニング事情
シンガポールは、年中30℃くらい、湿度が高いため、賃貸のお部屋にはエアコンが付いていることが一般的です。
またすぐに部屋にカビが発生するので、エアコンは24時間運転が普通です。
そのため、エアコンの故障を防ぐため、賃貸契約書には3か月に1回専門業者によるエアコンメンテナンス実施の条項があります。
メンテナンスの責任が借主にある場合は、エアコンメンテナンスの実施後、領収書を保管し、退去時にオーナーに提出します。
もしこの領収書が提出できないと、メンテナンス条項違反として追加請求されてしまいます。
また、一般的に契約書において、借主にエアコンメンテナンスの責任が課されます。
それでもなお、エアコンから水が滝のように流れてくる事態が発生することも、シンガポールあるあるです。
日本のように外壁に面した位置にエアコンをつけるのが常識ではないため、部屋の中を長きに渡って配水管が通っています。
どうやらその、ホースが詰まるようです。
ちなみに、政府の法律としては、オーナーには6か月毎のエアコン メンテナンスが義務付けられています。
メンテナンス不足によりエアコンが落下すると、最高10,000S$の罰金および/または最長1年の懲役が課せられます。
ちなみに我が家では
我が家は幸い、オーナーが、メンテナンスの責任および費用を負担してくれるので助かっています。
ただし、できるだけクリーニングしないように言ってくることがあり、面倒くさいこともあります。
どちらが費用を負担するかは賃貸契約時に、貸主借主で取り決めます。
ちなみに、シンガポールでエアコン3台を24時間常時運転で電気代は10000円弱。
エアコンの台数やメンテナンスに関する条項も、引越しの際のポイントになります。
エアコン メンテナンス依頼時の注意点
エアコンのメンテナンスを依頼すると、通常は点検と内部の簡易クリーニングをしてくれます。
ただ、シンガポールあるあるで、業者は時間通りにはなかなか来てくれませんが、準備をして気長に待ちましょう。
- ほこりが舞うので、家具や食器などに布カバーなどの対策をする。
- シャワールームを利用するので準備をしておく。(トイレも済ませておく)
- エアコン真下の家具などは移動させる。
- 領収書は失くさないように保管する。
なお、作業中は、ゆっくりくつろいでいればOKです。
通常のクリーニング、エアコン5台でおよそ1時間の作業です。
くわえて、スチーム洗浄を3台すると+30分くらいです。
業者
業者選びは個人差がありますが、人気の業者をあげます。
お知り合いの人、オーナーやエアコンメーカーに尋ねるのも良いでしょうし、家のポストに宣伝チラシが入ることもしばしば。
我が家にはMITSUBISHIなどの、現地のスタッフが来てくれています。
エアコン クリーニングの様子
業者に依頼をした時間には在宅して待ちます。
たいてい1人~2人組で、掃除道具は一式持ってきてくれます。
エアコン一台ずつ、カバーを外しほこりを掃除機で取っていきます。
またフィンやダクト内の掃除もしてくれます。
我が家のエアコンは簡単に届く高さではないので、フィルターの掃除もままなりません。
一方で、もう一人の方がシャワールームでフィルターやカバー類の水洗いをしてくれます。
これをすべてのエアコンに対して丁寧に繰り返してくれます。
ほこりがこんなに落ちてきます。いつもきれいに掃除して帰ってくれるので感謝です。
価格とスチーム洗浄
エアコンから水が出てくることは、シンガポールあるあるです。
我が家は築5年の家ですが、それでも例にもれずボタボタボタっと滝のように水漏れしては止まる、を繰り返したことがあります。
ドレインの汚れやつまりが原因で、通常の掃除の2倍くらいの値段でスチーム洗浄してくれます。
たいてい我が家では、通常クリーニングが30~35ドル/台。スチーム洗浄が+30ドル/台です。
年間契約していればもっと安くなると思います。
フィルターやカバーなどをつけて出来上がり!
なお、エアコン内が水で濡れたままなので、2-3時間フル稼働させて乾かします。
もらった領収書は退去時までしっかり保管します。
最後に
シンガポールのエアコンメンテは、めんどくさい。
でもエアコンが無いと命に係わるため、壊れないようにメンテナンスすることが重要です。
日本のエアコンも、実はとっても汚れているのかも。
フィルター掃除はもちろんですが、エアコン全体のクリーニングも定期的に行いましょう。
- シンガポールのエアコンメンテナンスは賃貸契約に組み込まれており、必須
- 料金は契約時に、オーナーが支払うか、借主が支払うか、相談できることもあります
- 通常のクリーニング、エアコン5台でおよそ1時間の作業、くわえてスチーム洗浄を3台すると+30分
- エアコンの真下の家具を移動させ、家具にはホコリよけを施し、シャワールームを空け、領収書は退去時まで保管します
- クリーニング後は、エアコン内が水で濡れたままなので、2-3時間フル稼働させて乾かします
エアコンクリーニング中、ベランダで待たされる犬たち、ごめんよ。
君たちのためでもある。
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