ライカ (Leica) M型カメラをおすすめ – 写真を趣味にする最初の一台に

わたしはカメラ初心者で、カメラや写真の専門用語に四苦八苦しています。しかしそれでも、ライカのM型カメラを持つと写真を撮るのが楽しくなります。そして、趣味としてのめりこんでいます。

ちなみに、趣味がなく、探している人がたくさんいると思います。なかには写真に興味があるけれど、迷っている人がいるかもしれません。また写真に関する情報は、専門用語が頻出して難しいと感じているかもしれません。

そこで、わたしのような初心者にもわかる程度の言葉で、写真を趣味にすることをお勧めする理由をお届けします。

趣味として写真をすすめる理由

あなたの趣味は何ですか？の質問に困っている方、定年退職後に何かしたいけど、どうするか悩んでいる方。

写真を趣味とすることをお勧めします。それも、できるだけ早く。

なお写真撮影には、歳も性別も何も関係ない。上手下手も関係ない。そして楽しみ方は、多種多様です。

ちなみに、コンパクトデジタルカメラやスマホカメラが発展した昨今、簡単に撮影ができるので、敢えて写真を趣味としなくてもいいんじゃないか、と思っていました。

なぜ写真は趣味におすすめできるのか

でもこれほど手軽で、これほど奥が深く、これほど場所や時間を選ばない趣味はそうなかなかありません。

カメラ１台手に取るだけです。家族と、友達と、家で、出先で、趣味を楽しめます。散歩に行く、ただ歩くだけとは違い、すでに１つの目的ができています。ゆく先々の風景がたとえ日常見慣れたものであっても、カメラ一台持つことで、切り取られた画を想像しながら歩くでしょう。

撮った後は作品を鑑賞し、思い通りの画が撮れていれば喜び、飾ったり友人と共有したり。失敗作品はがっかりしますが、では今度はどうするか考え、色々と調べることになります。

写真は、他の趣味を邪魔しません。むしろその趣味と組み合わせることで更なる喜びを生みます。

ちなみに、旅行や犬が好きな私は、もっと早く真剣に写真をやっていれば、きれいな写真を残せたのに、と後悔しています。

長男犬の仔犬の時には、古いスマホの写真しかありません。それにしてもひどい画です。

そして、カメラの趣味を始めた後の子は、綺麗な写真がたくさん残っています。

もう時間は戻りません。

一刻も早く、写真を趣味にして、撮る楽しみを知ることをおすすめします。

どんなカメラを選ぶべきか

気に入ったカメラを持つことが、一番だと思います。

プロになるわけではありません。趣味の場合、ただ実践あるのみ。持ち歩いて、たくさん撮って、楽しむことが目的ですから、撮りたいものが好きなように撮れるカメラが良いです。

それでもたくさんあるカメラの中から、何を選ぼうか迷っている方にはもう一歩踏み込んで。

外観が気に入り、持ち運びに難がなく、画質が良く、自分の腕を磨き続けられる性質のカメラで、お気に入りの画が撮れること、でしょうか。

持つと無意識に一枚の写真を真剣に撮り、撮れた画をみてはウンウン唸り、色々調べ始めるという、良い意味で没頭させられるカメラがあります。

ライカのレンジファインダーカメラ

それは、ライカのレンジファインダーカメラです。

最初にライカカメラを持ったのは20年ほど前、バルナック型Ⅲfカメラに沈胴エルマー5cmレンズ。フィルムカメラですが、これにドはまりしました。

しかし、フィルムの現像代金に頭を抱えていたのも事実。ちょうどそのころ、デジカメやスマホが普及し始めました。そして、フルオートで、そこそこの写真をたたき出してくれる使い勝手の良さから、フィルムカメラから遠ざかる日々が長く続きました。また、そのデジカメの手軽さから、何も考えず適当に撮影することに慣れてしまいます。

そしてあるとき、ふとしたきっかけで手にしたライカM9。決してカメラ初心者の私には、使い勝手が良いカメラとは言えません。

ところがライカを持つと、写真の一枚一枚を真剣に撮り、あれやこれや考えて、気がつけば、そのカメラが大好きになり、はまってしまっているのです。

ライカのM型カメラはとにかく趣味に向いています。なぜでしょうか。

趣味としてはじめるおすすめのカメラ Leica M型

そもそも、ライカ M型 のお値段はかなり高額です。そのため、欲しいと思ったそのときに買うには厳しい現実があります。

ですから、欲しいカメラの相場を見て、探して探して、質と値段があった、選ばれし一台が見つかるまで、探し続けます。そうしてようやく手に入れた一台には、格別な愛情がわきます。

また同時にレンズもライカ純正品を購入するとなるとお手上げ。そのため、レンズはフォクトレンダー製のレンズを使用しています。ただし、カメラの操作に慣れたころには、はまりすぎて、ライカのオールドレンズにも手を出してしまうかも。ちなみに我が家では、写真を撮りに行く！その目的のみで出かけるときだけ、純正レンズが取り付けられます。

それほど頑張って手に入れたカメラには、素敵なストラップを着けたくもなるでしょう。また、フィルターも、保存容器も、お手入れ道具も。ですが、追々そろえて行けばよいのです。

Leica M型 の特徴

基本的に、レンジファインダーで、単焦点レンズ交換式のマニュアル操作カメラ、それが Leica M型 です。

撮影時は、ピント、シャッタースピード、感度、レンズをすべて自分で選択決定できます。また写真は、JPEGファイルだけでなく、RAWファイルも保存できます。

そのため、慣れるまでは、一枚撮るのに莫大な時間がかかります。

しかし、その頑張って撮った画一枚に、とてつもない感動を得られることがあるのです。そして、いつでも自分の好きな画が撮れるようになりたくなるのです。

また、ライカで撮った写真は淡く優しい色合い、どこかノスタルジックな雰囲気があり、ほかのカメラで撮った写真を現像時に調整しても、同じような画にできないと言われます。それもライカカメラの魅力の一つです。

さらに、ライカカメラはずっしりとした程よい重さがあり、シャッター音が心地よい。そして見た目もカッコよいのです。

フィルムの必要はない、むしろデジタルで

カメラの歴史において、フィルム撮影からデジタルに移り、好きなだけ練習ができる時代になりました。フィルムの時代にマニュアルカメラを使って、露出があっていない、ピンボケだ、やれ構図がめちゃめちゃだ、と失敗しまくった私。一方、フィルムじゃないと！デジタルじゃちょっとなぁ、と思っていた私。

やはり、フィルムで撮るほうが考えることがさらに多くなり、一枚を撮ることへの思いは格段に大きくなります。ですが今はもう、デジタルの恩恵を全面的に拝受することにしています。なぜならフィルムの入手が難しくなり、現像も高価格なため、カメラの稼働頻度が下がるからです。

ライカM型は、フィルムカメラから歴史を経て、デジタル初代M8発売以降も、どのカメラでも素晴らしい画が撮れます。さらにM型カメラは、フィルムからデジタルに時代を移しても、外観を大きく変えることがなかったため、今でも操作方法は同じです。

そして今後もきっと変わらないでしょう。ですから、一生の趣味にできるのです。

最後に

趣味にカメラはおすすめです。旅行でも散歩でも普段の生活にも溶けこめる趣味となります。

またできるだけ高いハードルを自ら設定すれば、写真の一枚にこめる思いも増します。そして操作や撮影の自由度を考慮すると、おのずからマニュアルカメラへ。その分取り扱いに慣れるまで時間を要しますが、その上達にも喜びを見出せます。

さらに、良いとは聞いているが高いライカ M型。入手が容易ではないので、まずはライカショップで触らせてもらうのが良いでしょう。程よい大きさと重さと質感が手にしっくりくると思います。その一台を持ってみた時、欲しくなったらもうあなたはこの趣味の一歩を踏み出しています。

ライカ M型 カメラの価値はほとんど下がりません。ぜひ一生の友を見つけてください。

良い画を残し、人生を楽しむために、一刻も早くライカで写真を始めてみませんか。