地球が生み出した芸術作品、グランドキャニオン。
その神秘的な谷を削り出したのが、コロラド川という名の巨匠です。
澄み切った川の水は、悠久の時を刻みながら、壮大な峡谷を創り出しました。
この記事では、コロラド川下りを通じて、その神秘的な世界をご紹介します。

コロラド川とは
かの有名なグランドキャニオンの形成において、最も重要な役割を果たしたのがコロラド川です。
ちなみにコロラド川は、ロッキー山脈を源流とし、グランドキャニオンを刻みながらカリフォルニア湾へと注ぎ込む、アメリカ南西部を代表する大河です。

グランドキャニオン誕生の物語


- 地層の形成: 数億年もの間、この地域には海が広がり、様々な種類の堆積物が厚い地層を形成しました。
- 大地の隆起: 地殻変動によって、この地域が隆起し、海底にあった地層が地上に現れ、コロラド高原が形成されました。
- コロラド川の侵食: 隆起した高原を流れるコロラド川は、長い年月をかけて岩石を削り取り、深い谷を刻み始めました。
- 峡谷の拡大: 雨水や氷河の融解水によって、コロラド川の水量が増加し、侵食作用がさらに加速しました。
- グランドキャニオンの完成: 何百万年もの歳月をかけて、コロラド川は深さ1.6キロメートル、長さ446キロメートルにもおよぶ壮大なグランドキャニオンを作り上げました。
コロラド川が果たした役割
- 侵食: コロラド川は、岩石を削り取り、深い谷を刻むことでグランドキャニオンの地形を形作りました。
- 運搬: 侵食によってできた岩石の破片を下流へと運び、堆積させました。
- 堆積: コロラド川の流路に沿って、運ばれた岩石の破片が堆積し、新たな地層を形成しました。
コロラド川下りの様子
川下りは、まずツアーの申し込みから始まります。
そしてツアーの集合場所に行き、注意事項を聞きます。
その後、バスに乗り、パウエル湖のグレンキャニオンダムに向かいます。
ちなみにパウエル湖はグレンキャニオンダムによりできている湖です。
その水はコロラド川へと流れ、グランドキャニオンの間を流れていきます。
バスはグレンキャニオンダムの横のトンネルから下に降り、一般車両が通れない道を通過して、コロラド川へアクセスします。
なおバスを降りるとダムの真下を歩く間、配布されたヘルメットを着用します。



なお川には、20人近く乗れそうなボートが用意されています。
今回は平日なので10名ほどで悠々と乗れました。
ちなみにこのダムの向こうには、広大なパウエル湖が広がっています。


ボートに揺られてキャニオンの狭間を堪能しよう
ボートに乗り込んだら、ネイティブアメリカンの船頭により出発です。
まず、背後はダム、両脇は崖がそそり立つ水面を、ゆったりと流れていきます。
なお9月上旬の日差しはじりじりと熱く、指すように皮膚が痛くなります。
船頭さんは、日本人の私たちにもわかりやすくゆっくりした英語で説明をしてくれます。
川の両サイドには高い崖がそそり立ちます。
どうやって描いたのか、崖に絵が描かれていたりと、様々な歴史を刻んでいます。









上陸してランチ休憩も
川下りの途中、広い洲のような場所に上陸し休憩します。
ちなみにここの崖には、原住民の文字が遺されています。
風雨にさらされても遺っている絵文字。
そう簡単に人が近寄れる場所ではないですが、今後も大切にしてほしいです。
そして、昼食を食べます。
休憩時間は、みんなでのんびり過ごします。
なおコロラドリバーの水は、じりじり照らす熱い日差しと違い、キンキンに冷たく、とても泳げはしません。
ちなみにガイドさん曰く、水温は10℃くらい。
そのため、足をつけるだけで限界でした。
でも全身で飛び込んでいるツワモノもいました。
服はすぐ乾くけど、心臓にはくれぐれもお気を付けください!





前半とは異なる景色の静かな川を
暑いので持っているタオルを水に浸し、頭にのせて川流れ再開です。
ただ、頭上のタオルはあっという間に熱々になります。
壮大な写真で有名なホースシューベントを、下から望むことができます。
船頭さんが船を止め、ネイティブアメリカンの伝統的なフルートを演奏してくれました。
グランドキャニオンの崖に響き渡る美しい音色の民族音楽が、幻想的な空間を演出してくれます。


現代的なモノが一切見えないこの景色の中に、彼らが生きてきた時代が見えるようでした。
下流に行くにつれ、景色がどんどん変わります。
高い崖に囲まれた景色から、草原が広がることもあり、中層の崖には野生の馬が生息しています。








約2時間川下りを楽しみ、上陸した後はグランドキャニオンのビレッジへ戻りました。
コロラド川下りのツアーに申し込もう
コロラド川のツアーは、半日ツアーから1か月近くにわたる本格ラフティングまで様々あります。
今回ご紹介した行程は半日ツアーで、ペイジのダムからLees Ferryまで、約15マイルの距離を約2時間かけてゆっくり下るものです。
基本的に3月から10月までの間のみ運行されています。
予約できたら、遅くとも出発時間の45分前には現地に到着して、チェックインしましょう。
持ち物
おすすめの持ち物は、以下の通りです。
- カメラ
- 日焼け予防グッズ (帽子、サングラス、日焼け止めなど)
- 飲み水 (アルコール禁止)
- レインコートや防寒具
- あれば双眼鏡 (キャニオンにいる動物が見られます)
また、下記のモノはボートを壊さないよう持ってきてはいけません。
- 火気厳禁(ライターやマッチ)
- ガラス製品
最後に
コロラド川下り。
それは単なるアウトドアアクティビティではありません。
自然の力、歴史の重み、そして人間の探求心、それら全てが凝縮された、一生忘れられない体験です。
もしあなたが、日常から抜け出し、壮大な自然の中で自分自身と向き合いたいと思っているなら、コロラド川下りは最高の選択肢となります。
基本情報
| 住所 | 199 Kaibab Rd Page, AZ 86040 |
| 営業時間 | ツアーによる |
| 定休日 | 11月 – 2月 |
| 料金 | ツアーによる |
| アクセス | ラスベガスまたはフェニックスからペイジまで車で4時間 グランドキャニオン ビレッジから車で1時間 |
| 駐車場 | あり |
| 公式サイト | https://www.nps.gov/grca/planyourvisit/one-day-river-trip.htm |




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