シンガポール発インドネシア ビンタン島行きのクルーズ船、ゲンティンドリーム号。高速船なら1時間で到着するビンタン島までを、2泊3日かけて往復します。すなわち、主に船内でのリゾートを満喫することが目的の旅です。
ゲンティンドリームのクルーズ船の旅
シンガポールは海に囲まれた国で、東南アジアの各国が近いため、船での旅行がメジャーです。
なかでも今回は、ドリームクルーズ社の客船ゲンティンドリームで2泊3日の旅を計画しました。なお、インドネシアのビンタン島行きですが、主に船で過ごすことを目的としています。
なお、具体的に計画を立てる段階で、ゲンティンドリーム号の基本情報については調査しました。
ちなみに今回は、21時出航、3日目朝10時帰港の旅をご紹介します。
アクセス
まず、マリーナベイ クルーズセンター(Marina Bay Cruise Center Singapore) に 16:00頃集合。チケットの種類によって、乗船時間がグループ分けされています。
港に近づくと船が見えてきました。ちなみに、ゲンティンドリーム号は、タイタニック号に比べて、長さが1.5倍、重さ4倍ほどある船です。
乗船手続き
到着ロビーの外に、荷物を預けるカウンターがあります。ただ、2泊3日くらいでは、預ける人は多くありません。
クルーズセンターの中に入ると、広いロビーが広がっています。まずは、パスポートを持ってセキュリティゲートを超えます。
その後、チェックインカウンターでチェックインします。
このとき、ゲンティンドリームへのアクセスカードを受け取ります。このカードを使って、船内の部屋の鍵、有料の飲食やイベントなどの支払いを行うことになります。
その後は案内に従い、手荷物検査、出国審査を通過します。厳しくはないですが、飲み物の持ち込みは禁止です。
また、船に到着するまでの道中で、パスポートを預けます。下船前に、案内に従い指定の場所で受け取ることになります。
乗船時の避難訓練
避難訓練など面倒くさいな、と感じるかもしれません。しかし実質は、避難場所を覚えるためにその場所へ行くだけです。全員集まってのレクチャー、などはありません。したがって、3分もあれば終わります。
ゲンティンドリームに乗船したら、まずスタッフの指示に従い、避難集合場所へ行きます。非常時にはそこに集まるため、場所をしっかり覚えます。避難場所で係員のチェックを受けたら、自分の部屋へ移動します。
なお部屋によって、集合場所が異なります。アクセスカードにも書いてある通りで、今回の避難場所は「C」です。部屋にも緊急時の指示が掲示されています。
なお20階まである船。したがって、普段の移動はエレベーターが使えます。ただし、避難時は階段を利用します。
部屋
今回の部屋は「バルコニーステートルーム」です。思っていたより広くて、快適です。
なおベッドの上には、船内の案内がかかれた新聞が置かれています。
またベッドからバルコニー、そして海が見えます
綺麗な洗面所です。ただもともとシンガポールは水圧が低めですが、ここもその通り。何より、排水機能が弱くて困りました。
出航前のバルコニーからの眺め。マリーナベイが近くです。
ちなみにバルコニー付きのお部屋は、とても良かったです。あまり部屋には寄りませんが、寄ったときに海を見ながらゆっくりできるのは、幸せです。
船内の様子
船内の様子をお伝えします。
まず、飲み物については、アルコールは別料金。また、パッケージオプションで飲み放題が付けられます。各バーや受付で申し込みと支払いが可能です。すると、アクセスカードにシールを貼ってもらえます。その後はアクセスカードを見せるだけで、どこでも飲み放題です。
また各デッキごとに、店やイベント会場などがあります。ちなみに、バルコニーで食事できるお店もたくさんあります。乗船直後は空いています。
最上階にあがると、素敵なプールのエリアがあります。ざっと全体を見ていきます。
また船の中央には、6階から8階までの吹き抜けエリアがあります。もちろんどこでも自由に座れます。
6階のステージ周りにはバーがあります。さらに、サーカスやマジックショーなどが随時開催されています。
なお、バーの周りは階段で上り下りできます。
遊び場
中央吹き抜けの周囲はカジノになっています。なお、6階だけ喫煙OKです。ちなみに300ドルくらい勝てました。
夜のプールエリアは、ライトアップが素敵です。写真撮影には、初日の夜がおすすめ。みなさん、ショーやイベントを楽しみ、お疲れで寝ています。
ステージでダンスショーが始まり、みんなで一緒に踊れます。プール周りでも、たびたびイベントが開催されています。
さらに船の後方には遊び場があります。ちなみに船の20階から、3階分ほどの高さを滑れるウォータースライダーがあります。
上は命綱をつけて遊ぶ大人用。
またその横には、球技場もあります。涼しくなった夜には、いつも誰かが遊んでいます。
ナイトライフ
最後部には、Zouk Beach Clubというシンガポールで有名なクラブがあります。初日は空いています。良い感じの音楽が流れていました。
すぐ近くに、室内のZoukもあります。
もちろん船内にも、多くのバーがあります。
また大きなシアターZodiac Theaterがあり、毎日本格的なショーや映画を催しています。ただし、すぐに予約がいっぱいになるので、観たい方は乗船後すぐに予約することをお勧めします。
なお、船内フロアにもスクリーンがあり、おもに子ども用の映画が上映されています。
船の前方には、パームコートというラウンジがあります。ゆっくり静かにお酒を楽しみたい方はココがおすすめです。
さらに窓前方には、スイートルーム専用のプールがあります。さすが一泊うん十万円。
めいっぱい遊んだ後は、部屋で就寝です。
明日の朝には、インドネシアに到着です。
船内の食事
船内では、無料で食べられるレストランが、2種類3か所あります。
1つはDream Dining Room。7階と8階にあり、入り口はそれぞれに分かれています。
もう一か所は Lido。常にビュッフェスタイル。多くの人が座れ、海が見えるので人気です。入口からすぐの場所は軽食のみ。さらに船の前方、自動ドア2枚の先に部屋があり、そこにたくさんの食べ物があります。
味はまあ、普通です。
船からの眺望
インドネシアに到着すると様々な船が走ってきます。
ビンタン島に渡るには、この青いフェリーに乗り換えて上陸します。
夕日は美しいです。
帰港
船内で散々遊びつくして、3日目。いよいよシンガポールに帰港です。こんな大きな船の接岸は迫力があります。
最後の微妙な調整は、歩くスピードよりゆっくり。すばらしい制御です。
さて、前日の夜に、部屋の外、部屋番号の書かれたプレートに、下船に関する案内が入れられていました。寄港ののち、この案内に従って下船準備をします。
具体的には、
シアターに集合したのち、ただただ、案内に従って下船です。
下船後に入国審査が待っています。 荷物の受け取り、荷物検査、そして解散です。
ありがとうさようなら、ゲンティンドリーム号。
最後に
どうやって浮いているのか不思議に思えるほど大きな客船での旅。ちなみに今回は、高速フェリーで1時間で行ける島だったので、下船せず船内で遊びました。船内にはショーやカジノ、プールなど、遊び場がたくさんあります。
ただ、クルーズの旅は、目的地で降りる計画のほうが良い、と思いました。驚き楽しいのは最初だけで、船の中は大きなリゾートホテルの中と同じです。
ちなみにシンガポールには、マリーナベイサンズなどの、複合施設であるホテルがあります。あの中で3日間遊び続けているような感覚。プール、映画、ショー、ショッピング、飲食、カジノ。ほら、マリーナベイサンズと同じ。
だから、クルーズ船の旅を計画する場合は、大海原を渡り観光地を転々と巡る優雅な旅がおすすめです。
でも総合的に、初めての豪華客船の旅だったので、楽しかったです。
Covid-19以降は、上陸しないツアーも開催されています。シンガポールへの愛のあるメッセージが心に染みます。
コメントやアドバイスをいただけると嬉しいです。