外食が基本のシンガポールでは、美味しい料理をみつけては、集中的にはまってさらに美味しいお店探しをする日々。シンガポールのマトンスープは、インド風、中華風とお店によって味が様々。そこで食べ歩いておいしかったお店をご紹介します。
- マトンとは
- 【1位】Chai Chuan Tou Yang Rou Tang @ Bukit Merah View (#01-51)
- 【2位】Haji M. Abdul Rajak Stall (Soup Kambing) @ Upper Boon Keng (#01-03)
- 【3位】順記 Pig’s Organ Soup Herbal Mutton Soup @ Alexandra Village (#01-54)
- 【4位】Soon Lee Stew Beef (牛二代)@ Alexandra Village (#01-16)
- 【5位】老吴記 @ Cheng San
- 【おまけ】Ivy’s Hainanese Herbal Mutton Soup @ Pasir Panjang
- マトンスープのレシピ
- 最後に
マトンとは
マトンとは、メスまたは去勢されたオスのうち永久門歯が2本以上の羊のことです。なお通常、羊の永久門歯は生後約1年で2本となるので、生後1年以上の羊のことを指します。
一方ラムとは、永久門歯がない、生後12か月未満の羊です。
したがってマトンはラムより一回り以上大きく、脂がのっていて羊肉特有の香りが強いため、好き嫌いがはっきり分かれます。ジンギスカンではラムとマトン、どちらか選べることがあります。
多民族国家のシンガポールでは、宗教の関係上、牛や豚が食べられない人も多く、羊肉のお店が多くあります。なかでもおいしかったお店をご紹介します。
ちなみにスープには、シンプル系、ハーバル系、スパイス系など、さまざまな種類があります。マトンは香りが強いので全種共通して生姜が強く効いています。
なお、時々メニューに英語表記がないので、参考までにスープの種類を記します。
【1位】Chai Chuan Tou Yang Rou Tang @ Bukit Merah View (#01-51)
シンプルなペッパー系マトンスープで、ぶっちぎり1番おすすめのお店はココ!なおチョンバル駅から歩いて10分ほど。
Bukit Merah Viewのホーカーにあるお店です。ただし、11:00~13:30という短い時間しか開いていません。しかも、日曜と月曜日がお休みです。そのうえ、お昼には長蛇の列ができていて、土曜日の12頃には30人ほどの列をなしています。
ちなみにシンプルで濃厚、マトンの香りが際立つスープです。ご飯と一緒に食べると、なお楽しめます。とくに”羊肉加脚筋”(Meat&Tendon)がおすすめです。
ただし、Tendonはオープン直後の11:30頃にはまだ出来上がっておらず提供されない場合があります。
ホーカー周りのショップや市場も充実しているので、食事ついでにお買い物も可能です。
最寄り駅:EW17 Tiong bahru駅
住所:115 Bukit Merah View, #01-51, Singapore 151115
【2位】Haji M. Abdul Rajak Stall (Soup Kambing) @ Upper Boon Keng (#01-03)
カレースパイス系で1番おすすめのお店はここ!スープカンビン(Soup Kambing)のお店。
ちなみにスープカンビンとは、インドネシア料理で山羊の肉のスープのこと。ですが、シンガポールではマトンが良く使われています。
Upper Boon Kengのフードセンターにあるお店です。なお豚や牛スープを取り扱うお店で売られることも多いマトンスープ。しかしこのお店はマトンスープ専門店で、一般的な”肉”から始まり、舌、脚、内臓、脳、あばら、と部位ごとのスープと、肉/脚/内臓/あばらなどのミックススープがあります。ちなみに脳や舌は希少部位で、値段もお高めです。
サイズや種類により6~18S$で食べられます。ちなみにお箸やフォークはなくレンゲのみで、みなさん手で食べています。また通常パンが付いてきます。
ミックスを頼むと、さまざまな部位が食べられます。スープは濃厚でほんのりカレー味のスパイスが効いています。また肉の量も多く満足感いっぱいです。
さらについてくるパンをスープにつけて食べると、これまた絶品です。
この店の2戸隣にも、マトンスープ店があります。国内にそんなに多くはないマトンスープのお店ですが、このホーカーはなぜこんなにマトンスープ店が多いのか、散歩してみてわかりました。
マトンショップ
ホーカー内にウェットマーケットがあり、マトンの生肉が業者用に販売されています。
最寄り駅:EW10 Kallang駅から徒歩7分
住所 : 17 Upper Boon Keng Rd, #01-03, Singapore 380017
ちなみに、駐車場を挟んで向かいのベーカリー Carnival bakeryのクロワッサンは1個3.5S$でとてもおいしいです。自宅ではオーブンで200度、香りがするまで温めるとパリッと美味しいクロワッサンが食べられます。
【3位】順記 Pig’s Organ Soup Herbal Mutton Soup @ Alexandra Village (#01-54)
順記というスープ屋さんです。マトン専門店ではないですが、肉の量が多くお勧めです。
IKEA近くのAlexandra Village Food Centerにあります。ちなみに、美味しいお店が多いホーカーなので、他の料理もおススメです。ちなみにGoogleでは、後に紹介するお店のほうが評価が高いのですが、肉の量が多く、コストパフォーマンスを考慮すると、順記がおすすめです。
こちらはハーバルマトンスープで、生姜やクコの実をはじめとする様々な薬草が入っており、体に良いとされています。
ちなみにこのお店、肉の量が半端ないです。満足感たっぷり。ご飯も注文せず、スープだけでも十分かも。
最寄り駅:EW19 Queens Town駅 徒歩20分
住所 : #01-54 Alexandra Village Food Center, Singapore 150120
【4位】Soon Lee Stew Beef (牛二代)@ Alexandra Village (#01-16)
先ほどの順記と同じくAlexandra Village Food Centerにあるお店です。「牛」の文字が遠くからでも見え、牛筋スープが有名で評価が高いお店です。
しかしハーバルマトンスープも美味しいです。ちなみに土鍋メニューがあり、ホーカーで食べると熱々のままいただける、見た目も楽しい一品です。
ただし土鍋にすると、肉の量が「順記」より若干少なくなります。そのためたくさん食べたい人には土鍋ではなく、通常のハーバルマトンスープをお勧めします。
住所 : #01-16 Alexandra Village Food Center, Singapore 150120
【5位】老吴記 @ Cheng San
シンプル系のマトンスープ店で、地元の人々に人気です。
ただし、お昼時はすくなくとも1時間以上は待ちます。注文をすると番号札を渡され、お店の横に表示している電光掲示板で番号が順に表示されるのですが、日曜日のお昼には30人待ち、1時間30分かかりました。ちなみに周囲のお店が充実しているので、番号札をもらったらお買い物をしながら待つことをお勧めします。
Cheng Sanマーケット&フードセンター内にあり、やっぱりマトンのウェットマーケットが存在します。
熱々のスープは生姜の利いた醤油系で比較的あっさり、肉は多くはありませんが、初めて食べるならこういうスープがお試ししやすいと思います。
最寄り駅:NS16 Ang Mo Kio駅 徒歩15分
住所:532 Ang Mo Kio Ave 10, Singapore 560532
【おまけ】Ivy’s Hainanese Herbal Mutton Soup @ Pasir Panjang
ミシュランガイドでも紹介され、シンガポリアンに人気の有名なマトンスープのお店です。
シンガポール南部のPasir Panjang Food Centerにあるお店です。なお土鍋に入ってくるのでいつまでも保温されていて熱々。ちなみに有名になってからどんどん値上がりして、12S$~とホーカーにしてはかなり強気の値付けです。
具材の種類も量も多く、たしかに美味しいです。しかし、羊肉をがっつり食べたい人にとっては、肉の量が少なく物足りません。したがって、コストパフォーマンス的に、上位ランクに入れません。ただし、羊肉の香りが優しく、バランスの良いマトンスープをお好みの方にはお勧めです。
最寄り駅:CC26 Pasir Panjang駅 徒歩すぐ
住所 : 121 Pasir Panjang Rd, Singapore 118543
マトンスープのレシピ
シンガポールで食べられるマトンスープには、さまざまな種類がありますが、ここでは代表的な3種のスープのレシピをご紹介します。
シンガポール マトンスープ (Soup kambing)
作り方
ハーバル マトンスープ
ペッパー マトンスープ
最後に
独特の香りが特徴の羊肉には、カレーやラムチョップなど様々な料理があります。そしてマトンスープは、シンガポールで食べられる代表的な料理のひとつです。
マトン好きにはたまらないこってりスープ、家庭でも調理できるのでぜひ楽しんでください。
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