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カメラ

ソニーとライカの比較 RX-1、RX100Ⅳ、Leica M、Leica V-LUX の共通点と違い、その用途

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今回は、ソニーとライカのコンパクトカメラ2台ずつの 比較を行います。なぜなら、日常生活において頻繁に使うカメラがこの4タイプ。 そして、それぞれこだわりをもつカメラメーカー、ソニーとライカの4台。そのため、これらを持っていれば、どんな状況でもどんなシーンでも困りません。ではどう使うのか、共通点と違いを比較すると、それぞれ用途が異なることが明白です。

ソニーとライカ

センサのソニー、レンズのライカ、と言っても過言ではない。どちらもカメラにとって要となる部位において優位性をもつ会社です。

ソニー

ソニーは1946年創業、カメラは1988年に初号機を発売。1996年に初代サイバーショットが発売されました。2006年にはレンズ交換式のαシリーズが発表され、サイバーショットとともに2大シリーズとして展開販売しています。

カメラ発売開始は他メーカーに比べ決して早くはありません。しかし、ソニーの技術を駆使したカメラはいまや世界的な人気を誇っています。街中でよく見かけますよね。

ライカ

一方ライカは、1849年、前身の顕微鏡メーカーが設立されました。その後映画用フィルムカメラを経て、バルナック型カメラを発表しました。かつては、今では考えられないほど大きな木製カメラを使用していました。そこに映画用フィルム2コマ分を使用して撮影する小型カメラを発表し、爆発的に売れました。こうしてライカのおかげで一般市民がカメラを持てる時代が到来したのです。この映画フィルム2コマ分が、35㎜フルサイズとして今でも流通しています。

なおライカは古くからの多くのファンと卓越した技術により、今でも他に代わるメーカーのないカメラを発表し続けています。特にレンズは、1900年代のモノでも、オールドレンズとして今だに高値で売れるほど良質です。シャープな写りだけが写真の良さではないことを教えてくれます。こんな楽しみ方ができるのは、古くからあるカメラだけなのです。

さて、現代はどのメーカーも、コンデジや一眼レフなど多種のカメラを販売しています。そのため、どんなカメラを買うか迷いませんか。

コンパクトデジタルカメラを買う際に、これを買っておけば間違いないソニーとライカ。それぞれのタイプの異なる4台を比較し、共通点と違い、用途を検証してみました。

各機種の比較

ソニー製からは、DSC-RX1とDSC-RX100Ⅳ。ライカ製からは、LEICA MとLEICA V-LUX。この4台を比較してみました。

ソニーとライカのカメラ4機種

[ソニー製]

[ライカ製]

ソニーとライカのカメラの主な特徴と用途

ソニーとライカのそれぞれの機種用途の違いを示します。性能を見ればメーカーの発売目的と大きくはずれていないと思います。ただしそのカメラに対する思いによって、使い方は好き好きで良いと思います。

ソニーとライカ、それぞれのカメラの主な特徴と用途
  • ソニー RX-1: レンズとセンサが最適化されている、35㎜ F2レンズ固定、フルサイズセンサ搭載の最小カメラ、高画質の写真を撮りたい旅行にはこれ
  • ライカ M: 最も持ちやすいサイズ、レンズ交換可能、フルサイズセンサ、趣味として撮影に没頭するときはこれ
  • ソニー RX100: 24-70㎜ズーム、1型センサ搭載、開放F1.8、4K動画、スマホより小さく毎日持つためのオールマイティ高画質コンデジ 
  • ライカ V-LUX: 25-400㎜ズーム、1型センサ、4K動画、スポーツ観戦やペット撮影用などの高倍率ズームができるコンパクト軽量カメラ

それぞれのカメラの特徴を比較

ソニー RX-1とライカA M、および、ソニー RX-100Ⅳとライカ V-LUX、それぞれ共通点が多いため比較します。するとその違いが浮き彫りになり、用途や目的が明確になります。

ソニーとライカのカメラ4機種の特徴を比較

RX1とLEICA Mの共通点と違い

RX1とLEICA Mの共通点は、フルサイズセンサ搭載、有効画素数が約2400万画素ズーム機能なしで、単焦点レンズを使用する趣味性の高いカメラであることです。その分値段も張りますが、マグネシウム合金製で頑丈かつ軽いです。

一方、大きな違いは、レンズ交換です。RX-1はレンズ交換できないレンズ固定型。LEICA Mはレンズ交換可能です。

SONY RX1

では、レンズ交換できるライカだけ持っていればいいんじゃないの?と思いますが、SONY RX1はフルサイズセンサに最適化したレンズを固定するため、無駄の無い設計の、究極のカメラです。 デジカメの中でも突出した性能を有しています。

レンズが交換できるということは、メリットである一方でデメリットにもなります。レンズ交換できるカメラは、様々なレンズに対応できる設計にしなければならないため、多少の妥協が生じます。その点RX1は、潔い。画質に徹底的にこだわった世界一変態で、最高のカメラです。

例えば出張でレンズを何台も持って行くわけにはいきませんよね。でもせっかく素敵な街に行くので納得いく画が撮りたい。そんなときには、RX1、一択です。お値段もライカに比べるとずいぶん安いです。

LEICA M

ライカM型は言わずもがな。どんな一台でもいいので、一度持ってほしい。他にない感触、感覚が研ぎ澄まされる瞬間を与えてくれます。レンズの種類の豊富さはもちろん。構えたときの持ちやすい形と重さ、ピントを合わせのワクワク感、シャッターを切るときの緊張感と心地よい音、現像したときの優しい描画。趣味にするなら、やっぱりライカです。

RX100ⅣとV-LUXの共通点と違い

RX100ⅣとV-LUXの共通点は、1インチセンサ搭載、有効画素数が2010万画素ズーム機能有レンズ固定式カメラで、4K動画の撮影ができること。オールマイティ型のカメラと言えます。

いずれも世間一般で多い、いわゆるコンパクトデジタルカメラです。しかし1インチセンサで、コンデジの中ではかなり大型のセンサを搭載しています。

一方、大きな違いは、ズーム機能とISO感度です。RX100Ⅳは、ISO感度が12800まで、また光学で24-70mm、デジタルで139mmまでズームできます。V-LUXは、ISO感度が25000まで、光学で24-400㎜、デジタルで1600㎜までズームできます。

SONY RX100Ⅳ

RX100シリーズは、とても息の長い超人気シリーズです。なぜなら、センササイズは大きいのに、300gを切りスマホより小さい。開放F値1.8-2.8で明るいレンズ、そのうえISO感度が12800まであり夜にも強く、シャッタースピード30秒から1/32000秒と早くも長くも切れ、そして、ポップアップ式電子ビューファインダがついているので直射日光下でも撮影が容易。さらに4K動画が撮れるという、至れり尽くせりの最強のコンデジです。日常はこれ一台持って歩けば困ることはない、そんな一台です。

LEICA V-LUX

一方、V-LUXは望遠を利用する際に活躍するカメラです。とくにスポーツ観戦やペットなど動くものの撮影をするとき、でもプロでもないので大型レンズや三脚を持ち込めないとき、V-LUXが活躍します。

ちなみに個人的にはF1観戦が好きですが、F1会場には大型プロ用カメラの持ち込みは禁止です。しかも場面やレースごとに移動をするので、高性能で持ち運びが便利な高倍率ズームカメラが適しています。

V-LUXのようなカメラは、SONY RX10やパナソニックLUMIXなど似たものがありますが、レンズやセンサの質、重さや形、現像後の色合いの好みによって好きなものがそれぞれあると思います。私は、ライカのレンズと画像の色合いが好きなのでこの機種を選びます。

もう一つの特徴をあげると、ライカはリセールバリューが高いです。次の機種に買い替えるとき、高値で売れるので結果的に出費が少なくなります。

各機種の仕様

各機種の主な仕様を表記します。それぞれ共通点が多いので、違いを比較するのが容易です。

趣味用カメラ DSC-RX1、LEICA M

ソニーとライカのカメラの仕様

オールマイティカメラ SONY DSC-RX100、LEICA V-LUX

ソニーとライカのカメラの仕様

より詳しい情報は各社ホームページをご覧ください。

各機種で撮影した写真 

ソニーDSC-RX1の撮影写真
SONY DSC-RX1
ライカMの撮影写真
LEICA M
ソニーDSC-RX100の撮影写真
SONY DSC-RX100Ⅳ
ライカV-LUXの撮影写真
LEICA V-LUX

最後に

デジタルカメラを買う時、使用目的を明確にしてどのようなコンセプトのカメラを買うか考えると、かなり選択肢を絞ることができます。それらの中で仕様を比較し、値段や自分の条件に合ったものとなれば選択肢はそう多くはないと思います。

めんどくさがりの私は、まず大型カメラは買いません。

さらに、最近スマホカメラがどんどん良くなってきていて便利ですね。

しかし良いセンサとレンズの付いたカメラで撮った画とでは、ノートPCの小さな画面サイズに表示してさえ、その画質においては比較にもなりません。

スマホカメラがどんなに良くなっても、本体サイズの制約によってレンズとセンサを小さくせねばならず、今回紹介したようなデジタルカメラを超えることはないだろう、と思います。

だから、デジカメを買うなら、センサとレンズの性能は、極力妥協しないで欲しいです。

きっとこれからも、新しいコンセプトのカメラの発売にワクワクするのでしょう、そんな人生もありかな。

この記事を書いた人
Gney

航空会社での勤務を経て、ペットとの海外生活や各国への旅行を体験し、カメラや釣りに興味をもつ工学理系女です。
世界のどこにいても生きて行けるよう精進中。

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